日本株の耐えられない軽さ

[Raguelさん]

やはりと言うか、残念ながらと言うべきか。
今週に入っても東京株式市場の下げは止まらず、日経平均は５００円以上も暴落して再びあっさりと１３５００円を割り込みました。

以前、小泉前首相が「株価に一喜一憂しない」と発言したことがありましたが、もはやこれは一喜一憂の域をとうに超えています。
戦後最長の好景気などといったところで、現実には賃金は上昇しておらず、資産デフレに歯止めが掛からない一方で、原油価格、小麦などの価格上昇を端緒として、生活必需品にはインフレの波が徐々に押し寄せて来ている。

長いデフレのトンネルを越えたら、そこはスタグフレーションの国だった
なんて洒落になりません。

政府がこの非常事態を看過することは許されない。
なんとしてでも日本売りに歯止めをかける強い意志を見せて欲しい。

そしてそれは、目先の株価対策ではなく、グローバリゼーションが進む２１世紀に日本が生き残っていくために必要となる構造改革を、確実に進めるというメッセージでなければならないと思います。
もはや狭い日本国内の中で、地方だ都市だなどと言い争っている場合ではないでしょう。
日本が沈没すれば、都市も地方もない。一蓮托生で共倒れするしかないのですから。

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