サイコさんのブログ

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ディーバーシステム


   にほんブログ村   現在 圏外   士業  (弁護士、会計士等)   現在 26位プレップ労働法第3版なる本も読みつつ、ぼちぼち社労士の勉強はしているのであるが、えーーー、試験日は変わらないのだが、時間が早くなる。しかも、択一式を先にやって、選択式を後にと。まぁ、1時間早くなるだけなのだが、何か変な感じだ。まぁ、それよりも兎に角勉強しないといけないのだが、そのプレップ労働法第3版はまだ去年出たばかりなので、法改正にもそれなりに対処してていいか、と思って借りてきたのだが、社労士用というよりも司法書士用ということで書かれているらしい。しかしまぁ、これを読んだ奇特な人は(実際著者が言っている)、あれ、と思うかも。というのは、サイコ自身は凄い親近感を持つような文体で、法律について書いているからなのだ。というか、サイコが書いているような書き方である。凄く大胆な本で、流し読みしてもらって結構、なのだそうだ。それを、しっかり読まさせてもらっている。まぁ、一応知識として労働法全般について理解?しているつもりなので、確認の意味で読んでる、と言ったほうがいいのかもしれないけれど。まぁ、兎に角、100日を切ってきたし、本腰入れて勉強しないと、と思いつつも、また何冊か読んでしまってる そのうちの一冊を紹介しておこう。戦争報道  武田徹この本は、おおまかにいうと、大東亜戦争時の日本の報道、ベトナム戦争時のプロ・ジャーナリストの行動や素人といっていい日本の文学者による現地レポやベトナム映画について、湾岸戦争時後の報道システム、の3部から報道の体質を非常に緻密に分析していると思う。それぞれについて騙ってみたいところなのだが、特に、ハーバーマス概念には、大東亜戦争当時の日本のメディアに公共性が欠けていたことを、ルーマン概念には、ネット時代の情報氾濫下で「信頼」という幻想を持ってメディアの情報を信頼することを、対比的に叙述しているところを詰めて騙りたいところなのだが、今回は、第3章の「湾岸危機以後の戦争報道」で出てくるディーバーシステムに絡めて、騙ってみたい。まさにリンクに本著そのものが参考文献として、そのシステムについて説明しているのだが、脈々とで書いたマルチチュ-ド(上)について、学者もこのディーバーシステムに踊らされたのではないか、と思うのである。ピンポイント爆撃だけが戦争ではなく、そればかりを象徴的にニュースソースとして出してくることによって、かなり無残な他の事柄が見えなくなっていたのであるから、新たな戦争の陰に、それこそアメリカを混合政体と呼んだネグリが、実際のアメリカ軍の悲惨を見ていなかったのでは、、と思うのである。ハイテク武装ばかりに気を取られていて、かなりの失策(イラク侵攻自体がそうなのだけれど)があったことには気づかなかった、ということだ。まぁ、あの本の構成からして、アクロバティックであるから、作為的にそれには触れていないのかもしれないけれど。さて、やはりルーマンについて、ちょっとだけは騙っておこうか。、アナムネーシス(想起)で2年ほど前にリオタールについて騙ったものだが、忘却というものはついて回るものだ。リオタールが非人間的なものについて語っていた「モナド化された言語活動の現実性に依拠」する社会、を後期ルーマンの社会システム論にも見ていたサイコである。後期ルーマンもそれこそポストヒューマンと言っているわけで、リオタールとどこか通底するのではなかろうかと。まぁ、全然本の紹介になっていないのだけれども、この本は、いろいろな意味で面白かった。ということで、今日はここまで。
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