株太(ちゅうた)さんのブログ

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日本円高推進論:日本復活の可能性

ここ10年あまりで、世界経済のグローバル化によって利益の配分方法が劇的に変わってしまいました。
円高でも、現在のこれだけの円安でも格差は広がる一方に変わりない。格差もその中身を分けて考えたほうがいいと思います。

昭和30年代生まれの若い?(w 私でさえ、毎日同じ服を着てたり、日の丸弁当だったりめざし一匹弁当の同級生は必ずいました。今の時代は高齢者が増えているから、生活保護受給者が増えるのは当然です。これは米でも言われていますが、いわゆるレガシーコスト。人が人らしく死ねるための最後の砦です。

もっと重要な問題は、グローバル化の波をもろに受けた30歳前後を中心とした、就職したくても就職できないフリーター連中。彼らは今のままでは間違いなく生活保護受給者。新卒もしかり、彼らを優先的に採用させるような制度を作らないと、コストはどんどん跳ね上がります。日本の政治は問題から目をそらし続けていますね。

日本が円安になったところで、輸出企業特に大企業が儲かるだけ。いままで企業が儲けても前述の利益配分の仕方が配当という形に流れ、役員報酬は上がったが、一般社員の給与は変わらず。日本経団連などが押さえつけていたが、今春闘で賃上げ容認をやっと主張。一年遅いよねまったく…

去年から既に日本はスタグフに陥っているのに、財務官僚とぐるになって、政府はただ見守るとしか言わない。外国人投資家は売るわけだよね。

原油は米景気後退で少し調整するかも知れないが、新興国でどんどん車が増えているので、そんなには安くならない。豪のような大飢饉が欧州、中国、米で発生するとは極端ですが、富裕層が増え続ければ一次産品を日本は世界中で買い負ける。ものづくりの工場が世界中で拡大していくとメタルも買えなくなってしまうという。一般庶民にとっては円安よりも、円高のほうがメリットを享受しやすい。

しかし、日本企業を日本人の手に取り返す、何年かに一度の大チャンスがこれからやってくるのですよね。ただ、これもあふぉマスコミの洗脳で、日本人は配当のある、日本のトップ企業の安いところを買わない可能性もあり。また一番美味しいところの多くを、外国人にもっていかれ、更に日本人が汗水たらして働いた果実を配当という形でかっさわれてしまう。(お気楽報道機関…

最初の、グローバル化によって、利益の配分が変わったのだから、日本人は安い給料で働き、自分の勤務先に限ったことでなく、日本の優良企業の株を持つことが重要。日本人が頑張って稼いだものを、再度日本の企業の研究開発事業のために再投資したほうが、現在よりははるかに健全な姿。ただ日本の投資家はそんな日本になると期待していないから、グロソブ経由で海外へ投資しているのですよね。

日本の歯車が良いほうにまわり始めるのはいつ頃なのかはわかりません。けれど、1米ドル100円割れしたほうが、日本の一般国民、特に地方の一次産品に関係した人たちが救われることになります。日本の財政・金融当局は為替政策をもっていない。勿論、専門の部署すらもないのが先進国のなかでは驚きの国なのです。この国は…
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5件のコメントがあります
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    例えば政府と官僚の無策を垣間見る一端として、万能細胞を京大の先生が発表しましたよね。政府はなぜ国内では不足している人材。世界中から研究開発者を集めようと膨大な予算と戦略を組まないのでしょうか?

    道路も大事ですが、こんなところも大切なのでは?日本は中村先生のように、とられるだけなの?こんなのだから、日本の将来の飯の種が危うくなり、少なくとも今の生活レベルは維持出来なくなる可能性がある。。
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    GT-Rさん、こんにちはです。

    そうですね。日本のものづくり企業はファブレス化して、逆に生き残るのかも知れません。研究開発試作は国内でやり特許技術に関連したところは海外に出さない。

    勿論、少子高齢化が進むので優秀な人材は、金の卵だ何だともてはやされた時代よりは、どんどん減っていきます。こんな時に海外から優秀な研究者、開発者を獲得しようとしても今の、めちゃくちゃな円安ではここでも買い負けしてしまいます。

    新興国の富裕化と温暖化の農産物リスクは常にありますから、余った人員で高齢者の医療福祉・介護、日本の食に関わる産業で食糧自給率を100%に少しでも近づけたら良いですね。

    その内、札束いくらあっても売ってくれない時代が将来きますからね。ナショナルセキュリティ(国家防衛)も出来て、国民で得意分野の作業分担を行い、少しでも効率化して少子高齢化をのりきれるのではないでしょうか。。
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    レスありがとうございます。
    円高で日本人はというか、人は個人零細企業より、大きな集団になった大企業のほうが当然、頑張れますよね。

    プラザ合意以後の円高でも日本の輸出企業は頑張れたのですから、もーまんたい(無問題)明日、日本の首相か財務相あたりが、緩やかな円高が望ましいなんていうと、為替市場と円債市場、そして株式市場は蜂の巣をつつた騒ぎになるでしょうね。

    米も極端な米ドル安は困るから、すぐに元に戻るでしょうが、もし続き90円台突入のようなら多分、日米強調介入ですね。

    まさに本当に強い株式上昇を望むなら、一度きれいに掃除して仕切り直しですね。

    勿論、高い国の運営コストを払わされている国民からしてみれば、官僚システムを良い方向にスクラップ&ビルドしないと強くなれないですね。

    この硬直した制度のお陰で外資は逃げていき、結果国民はロスさせられているのですから(勿論、株式に限ったことではありません…
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    Rsunさん
    2008/1/20 11:24
    はじめまして。

    マスコミやメディアなどから、このような意見が出てくると良いんですけれどね。
    政治家も少しは考えるようになるのではないでしょうか。

    >日本人は安い給料で働き
    ここがキーポイントですね。
    円高になれば、グローバル企業は、また海外進出に向かいますからね。
    技術は流出するは、雇用は減るは・・・。
    内需で頑張るつもりですか?
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    はんちくさん
    2008/1/20 11:18
     こんにちはー

     日本は、金融関係にはほぼ「無策」といってもいいくらいですね。爺さんどもは、この辺の複雑なシステムに疎いと考えます。官僚にまかせっきりだし、日銀も、国民というより金融機関の都合優先で、利上げをする気が全くない。(この段階での利上げは、日経10000割れの可能性を秘めているので、できないのはわかりますが)

     進んでいるのが「円高」ではなく「ドル安」なのも、手放しで喜べないところです。「内需自力のない円高」ですので、安い輸入品に国内産業が押されたり、中期的には足かせになるでしょう。
     日本の足元の景気と自力を蘇らせるには、「円高」は決して悪いことではないと思います。
    (少子高齢化ですね。これが全ての元凶です。こればかりは、短期ではどうにもならない)

     今年1年、どう転ぶかわかりませんね。株は、1度、超円高で外資を追い出して、本当の底値からやり直したほうがいいかもしれません。