映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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ダウは堅調だが為替が懸念

連休前の木曜日28日の日経平均は9849.74(+157.90) 雲 基準線 転換線の上、ボリンジャー プラスσ9731を抜け、MACDはマイナス圏ながら上昇、RCIも反発上昇。目先については上昇基調を取り戻した形になっているが、週足の方はまだ雲の中。下向きのTP(13週)の下にあり、10000円を取り戻さないと、中期的には基調転換をいうには早そうだ。

29日のダウは12810.54(+47.23) 雲 基準線 転換線の上、ボリンジャーはプラス2σ12725の上にあってバンドが広がり、MACD RCIは上昇。週足も基準線、転換線の上でボリンジャーはプラス2σを越しており、週足MACDもシグナルを上抜けている。短期中期とも極めて勢いの強い上昇基調に載っている。

29日のドル円は81.19 雲80.10の上だが、基準線 転換線の下、ボリンジャーはマイナスσを切ってきており、MACDは底。目先円高の動きが加速してきており、週足の基準線、転換線80.89の近辺にあって、ここを下に抜けると80円前後まではいく可能性が大きい。

日経平均は、ダウの上昇に助けられて大きく反発しているが、為替はむしろ円高方向へふれつつある。為替の中期トレンドは、いったん80円近辺で大きく下髭を出して反発したものの雲の下限85で押し戻された形で、基本的にドル安円高方向は転換できていない。長い三角もちあいが煮詰まりつつあるが、長期の下降トレンドラインは極めて明確で、なかなかドル円の上値は重い。

ダウは、アメリカ経済の堅調を映してはいるが、かなりの部分が、意図的な低金利によって支えられており、それが円との関係ではドル安に動き、日米ではいささか当面ゼロサムゲーム的展開になりかねない。もっともアメリカが牽引する形で、日本の輸出産業への需要が拡大していけば、長い目で見れば日経平均もおいついていけるであろう。ただそのためには、輸出産業のサプライチェーンなどが一刻も早く復旧するというのが前提だろう。
震災への長期的対応は動きつつあるという印象だが、原発の対処も含め、テンポがいかにも遅い。なるほど復興計画をたててから財源というのは、わかりやすい理屈ではあるが、どれだけ理屈が通っていても時間というコストを忘れている。合意ができたころには、間に合わずさらに金がいるというバカげたことになりかねない。民主主義は、リーダーシップがないと、烏合の衆の際限のないおしゃべりに陥る危険をもっている。痛みを伴う果断な処置を、タイムリーに次々と責任をもってとってゆく勇気が今もとめられていよう。
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