ミクロからマクロに、ドル円相場に注目、中東には引き続き警戒

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＜今週のポイント＞ミクロからマクロに、ドル・円相場に注目、中東には引き続き警戒

11時27分配信 モーニングスター

 

　国内企業の決算発表はほぼ終了し、週内は中国の１月消費者物価指数や、米国の１月小売売上高、鉱工業生産など経済指標が多く発表される。前週までの決算を材料にした個別物色の相場は一巡し、今後はマクロを重視した相場に移行していくことになりそうだ。一方、企業業績は好調なものが目立ったため、外部環境が大きく崩れない限りは、下値の限られた展開が想定される。

　前週末まで８２円台でこう着していたドル・円が週初には８３円台まで戻りを試している。あすの日銀金融政策決定会合を無難に通過し、ドル買い・円売りが加速すれば、上値を試す展開が期待できそうだ。

　一方、１１日にエジプトのムバラク大統領が退陣したため、目先の不透明感は払しょくされたが、反政府デモの流れは他国へ波及しており、中東全体の情勢については、依然として懸念材料として残る。週初は結果公表を１５日に控えた日銀金融政策決定会合、週後半はフランスで行われるＧ２０（主要２０カ国・地域）財務相・中央銀行総裁会議（１８－１９日）が見送り材料となりそうだ。

提供：モーニングスター社