はんちくさんのブログ

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【はんちくの映画情報⑥】 『バートン・フィンク』 1992年

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 相場は無茶苦茶ですね。僕らは今、歴史に残る相場に触れています(悪いほうの)。今後も投資活動を続けようと思う人は、良く相場の動きを見ておくべきと思います。
 相場の動きが極端であっても平穏であっても、裏に隠れた力の構図は全く同じと考えています。今は、それがわかりやすく増幅して出て来ています。それを観察するいいチャンスではないでしょうか。

 アナリストは、今年中に19000円とか言ってますが、本気なんでしょうか。今の悲観相場分を差し引いても、日本株がそれほど継続的に買われるとは思えません。客寄せのリップサービスかな。

 相変わらずキチガイ相場なので、『未来世紀ブラジル』に続き、気持ち悪い映画を紹介します。


 『バートン・フィンク』
 洋画。1992年
 監督 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
 主演 ジョン・タートゥロ

 1940年代のアメリカ。地方劇場で成功を収めた劇作家バートン・フィンクは、映画会社から脚本家としてスカウトを受け、気が進まぬままハリウッドに向かう。最初に与えられた仕事は、B級レスリング映画の脚本。ボロいホテルに押し込まれ、創作を続けるものの、元々シリアス劇を書いていたフィンクは、単純極まりない脚本が書けずに苦悩する。
 そんなある日、彼は、たまたま知り合った女脚本家と一夜を共にするのだが、翌朝女は、隣で血まみれになって死んでいた・・・。

 こう書くと、ミステリーのようだが、まったく違う。映画全体が、得体の知れない不安感に包まれている。最初見たとき「何じゃこりゃ」。フィンクがとことんまで追い込まれ、最終的には「うわ、こりゃどうにもならんな」というところまで行ってしまう。

 監督のコーエン兄弟は、他に「ファーゴ」「ミラーズ・クロッシング」等の作品を撮っているが、この「バートン・フィンク」が一番の傑作。他はそれほど薦めない。


        (ここ最近の弁解)
 僕は、11月から「売り、売り」とばかり言っていますが、「下落万歳人間」ではありません。買い方の人には、不愉快な話だったかもしれません。僕は、なるべく相場の動きに忠実な立ち回りを目指しているだけです。今は純度100の売りですが、9-11月の利下げ祭りでは、純度100の買いで、先頭に立って踊っていました。短期取引でも、中期的な相場の方向を自分なりに見通そうとする姿勢が大事だと思います。

 無茶な買いINは、去年に引き続き外資のエサだと思います。「様子見してたら上げたじゃんか!」ということもあるでしょう。しかし、相場で長生きするためには、「見」を通す場面も必要と考えます。
 11月末のごとく、突発の底ができるとは思いますが・・。とりあえず月曜で底打ちとは思っていません。

 今月は、結構アツイ展開になると踏んでいます。取り越し苦労ということもありますが、「安全か、危険か」といわれれば、間違いなく「危険」です。

 みんかぶの皆で情報を交換し合い、この嵐を生き抜けたら良いと思っています。
4件のコメントがあります
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    おかんさん
    2008/1/5 12:15
    おはようございます。
    週末の水野はんちくさんコーナー♪

    相場の様子に合わせて、紹介する映画をチョイスできるとは!
    引き出しが多いですね~^^

    コーエン兄弟はよく聞くけど、作品を見た記憶無くって。
    主演俳優のジョンが出ている作品はいくつか見てたようです。

    昨日、初めてリアルで為替見てたんですけど
    雇用統計発表あたりドルがかなり動いてびっくりしました。
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    はんちくさん
    2008/1/5 12:43
    >おかんさん

     おはよー

    >水野はんちくさんコーナー

     俺、ノーマルな嗜好の持ち主なんだけど・・w 淀川にしてくんないかなw
     来週は「シベリア超特急」を紹介しなきゃならなくなるw

     不安を不安で煮しめたような映画だよ。名作には間違いない。ぜひ見て(坊と一緒には見れないかな)
     コーエンのほかの作品は、そんなにいいと思わないんだけどね。

    >初めてリアルで為替見てたんですけど
    雇用統計発表あたりドルがかなり動いてびっくりしました

     ドルは完全に、これ待ちで待機してました。雇用統計はひどい数字だね。反発+売り追加を期待してたんだけど。
     売り保留分は微々たるもんだけど、+20万は確定だと思う。ダイワボウもツレるといいね。
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    ぎっくりさん
    2008/1/6 11:19
     はんちくさんどうもです。

     「バーバー」は好きですけどね。
     ビリー・ボブに助けられている部分がありますが...
     コーエン兄弟の作品はアメリカの闇を描いた作品が多く
     日本人にはなじみにくい部分がありますよね。
     「バートンフィンク」は見たことがないので今度見て
     みようと思います。
  • イメージ
    はんちくさん
    2008/1/6 16:26
    >ぎっくりさん

     こんにちはー

     「バーバー」もコーエンの作品ですか。僕の映画知識は、ここ10年の部分は飛び飛びなので、知らなかったですね。
     初めて見たコーエン作品がこれだったので、ちょっと先入観を持って、他の作品を見た部分はあります。

     「バーバー」調べてみよー
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