内国人投資家さんのブログ

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そろそろ気がついても良いのでは?東証さん

急落の大発会となった。

未だに振り袖姿の女性を前面に出すとは、東証は一体何を考えているのだろうか。もはや一般企業では、仕事始めに振り袖を着てくる女性はいなくなった。仕事始めは、文字通り仕事を始める日で、挨拶や顔合わせの日ではなくなったのだ。電車に乗っても、振り袖姿の女性の姿は見かけなくなった。

もちろん、午前中で帰るなんて10年以上前になくなった。仕事始めでも、定時までの仕事や、残業なんて当たり前になった。特に、東証に上場している企業ではそうだろう。バブル崩壊以降、企業の年末年始は、ずいぶんと様相が変わった。年始だからといって、決してお祝い事に浮かれている場合ではないのだ。これだけ企業は努力しているのだ。

翻って、東証はどうか。前面には振り袖姿の女性の列。取引も前場のみ。10年前と全く変わらない風景ではないか。一般企業の常識から見ると、ずいぶんと違和感を感じる。あげくの果ての、株価急落。この急落は、今の東証をあざ笑っているようにも思える。

NIKKEI NETによると、東証社長が、挨拶で「(日本株の低迷は東京市場が)投資したい場所としての魅力を失いつつあることを示唆しているようにも映る」と危機感を募らせたとあるが、口先だけで、あまり真剣に考えているとは思えない。やはり、行動で示して欲しいところだ。

年末年始の休場が長いとも感じるが、これは古くからの日本の慣習・しきたりでもあるので、やむを得ない部分もあるだろう。だが、大納会と大発会が半日取引というのは、そろそろ見直してもいい時期ではないだろうか。年始の挨拶も、もちろん必要だろう。だが、振り袖の女性は必要だろうか。単なるイベントに終わらせてはいけない。

東証も、一企業として上場を目指すのであれば、東証自体が上場企業としてふさわしい考え・行動を持つ必要があるのではないだろうか。
7件のコメントがあります
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    ケロちゃんさん
    2008/1/4 17:05
    激しく同意です。
    7日も休んで、しかも半場しかないなんて。

    この7日間の間、世界はかなり動いてたみたいです。
    (遊んでて、確認したのは昨日ですが(^^ゞ)
    今日の大暴落も。
    7日分の反動が一気に押し寄せた?
    って気がします。

    東証も新興も。
    上場できない企業も、みんな必死で頑張っているのに。
    呑気に3本締めしてる場合じゃないでしょ(-"-)
    って思ってニュースみてました。
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    GC8-555さん
    2008/1/4 19:21
     内国人投資家様、ケロちゃん様

     コメント、失礼します。

     証券界に身をおく者として、業界をちょっとだけ弁護しますね。確かに、振袖女性の是非は、あるかと思います。女性が振袖なら、男性は羽織袴だろうという意見も出そうですし・・・。

     ただ、証券界というところ、非常にげん担ぎが好きな業界でして・・・。ですから、IPOした企業の社長を招いて、打鐘をしてもらったり、と初日・締日を大事にする業界です。ですので、発会・納会では、通常では考えづらいやり方でイベントが行われます。また、日本らしいイベント(振袖&三本締め)は、外国人投資家にむけての示威的行為の側面もあるかと存じます。ま、古いといわれればそれまでなのですが・・・。

     あと、ご指摘の「半ドン」ですが、こちらは、改善の余地ありですね。よくゴールデンウィークに入ると、海外の日経先物の動きに翻弄され、休み明けのマーケットが乱れたりしますよね・・・。マーケットの休場となる時期に関しては、よく考えないと・・・。やられっぱなしじゃツマンナイですから!

     そんな古い体質を残しつつ、総合取引所に向け、
    ・手振りの廃止
    ・システムの改良
    ・組織の改善
    ・NYとの提携
    など、少しづつ、変わってきていると思います。あとは、他国との対比ですね。

     ま、東証がいい「運動場」になるかどうか、斎藤社長のお手並みを拝見しましょう。

     ではでは。
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    内国人投資家さん
    2008/1/4 21:58
    ケロちゃんさん

    ただ指をくわえて、欧米市場を見ているだけというのは、つらいものですね。逆の場合もあるとは思いますが、市場がグローバル化した今においては、あまり健全ではないように感じます。

    何らかの改善策が欲しいところです。例えば、PTSを開く事が出来れば、また違っていたかもしれません。とかくPTSは、取引所のライバル視されがちですが、お互いを補完する存在になって行けば良いのではと思います。

    GC8-555さん

    ご丁寧に説明いただき、ありがとうございました。証券業界としての都合も理解できました。

    良きしきたりや慣習は残すべきとは思いますが、やはりその時代に合わせて受け入れられるようにして行かなければならないのではと感じます。

    商品(?)の品揃えでは、どうしても大証に遅れを取っているように感じる東証ですが、今後の巻き返しには期待したいところです。
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    GC8-555さん
    2008/1/4 22:26
    内国人投資家様

     コメントありがとうございます。
    こちらのポジションのお話ばかりで申し訳ありませんでした。確かに、旧態依然とした証券界である旨、否定は出来ません。

     ただ、この10年で、取引所は、様変わりですね。
    ・札幌証券取引所 ⇒ アンビシャス市場設立
    ・新潟証券取引所 ⇒ 閉鎖。
    ・京都証券取引所 ⇒ 閉鎖。
    ・福岡証券取引所 ⇒ Qボード設立。

    ・東京証券取引所 ⇒ 国際化、総合化。マザーズ設立。
    ・大阪証券取引所 ⇒ NASDAQジャパン(現ヘラクレス)設立。デリバティブなどを強化。
    ・名古屋証券取引所 ⇒ セントレックス市場設立。
    ・JASDAQ証券取引所 ⇒ 取引所化。NEO市場設立。
    で、どの市場も、上場企業のIRの徹底を謳ってます。全ては、投資家のためとのことです。

     ま、少しづつ、変わっているかと思いますので、見捨てないでくださいね。
    ※PTSが、マーケットを活性化し、取引所の手の届かないところを補完する存在である旨、賛成です!

    (3747・東証M)インタートレード
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    内国人投資家さん
    2008/1/5 11:03
    GC8-555様

    なるほど、こうやって列挙してみると、ずいぶんと大きな動きがあったんですね。業界で言えば、大手証券会社も退場しましたし。これも、日本版金融ビッグバンの影響でしょうか。

    いえいえ、決して見捨ててはいません。東証にしか出来ない事もあるでしょうから、期待はしています。ただ、フットワークというか動きが鈍いとは感じます、ハイ。
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    GC8-555さん
    2008/1/5 13:42
    内国人投資家様

     並べてみると変わっているような気がしますが、個人にとっても機関にとっても、投資環境はぐっと変わりました。

     私も遅れないよう、頑張ります。
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    内国人投資家さん
    2008/1/5 20:36
    GC8-555様

    これも、インターネットの発展とネット証券が大きく影響しているのではないでしょうか。個人の株式投資に対する敷居が低くなった事と、チャートや情報が容易に入手できるようになりました。これも、10年前には考えられない事でした。

    これからの10年は更に大きく変わって行くかもしれません。私も取り残されないように、頑張って行きたいと思います。
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