ひさっちさんのブログ

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村上ファンドの残党が学研株を買占め

株式市場には良い傾向、私個人は大歓迎。
カンフル剤になって、株価上昇や企業の株主優遇策が改善され、株式市場が魅力あるものになってほしいと願う。
外国の資金が日本から逃避しているといわれている昨今だからこそ余計そう思う。


村上ファンド残党、学研買い占め…筆頭株主に
「モノ言う」も復活か


 ニッポン放送株をめぐるインサイダー取引事件で有罪判決を受けた村上世彰被告(48)=控訴中=が率いた村上ファンド(解散)の元メンバーが、シンガポールで投資ファンドを設立し、出版大手、学習研究社の株式を大量取得して筆頭株主に躍り出ていることが28日、分かった。同ファンドはこのほか、ダイワボウ情報システム、立飛企業、新立川航空機、三井金属エンジニアリングなども買い集めており、投資先企業は「どうしても村上ファンドの姿とダブってしまう」と戦々恐々としている。
 関係者によると、ファンドを立ち上げたのは、村上ファンド(M&Aコンサルティング)の運営会社「MACアセットマネジメント」のファンドマネジャーだった高坂卓志氏。昨年末ごろ、「エフィッシモ・キャピタル・マネージメント」を設立した。
 主に日本の中小型株を中心に運用。資産規模は2億ドル(約228億円)強とみられている。
 投資先の中で注目されるのは、学習教材などで知られる学研(東京都大田区)。エフィッシモは今年6月末まで、学研の発行済み株式の6.74%を保有する第4位株主だったが、7月下旬に市場で13.41%まで買い増しを行い、筆頭株主に躍り出た。
 その後も買い増しを進め、12月10日に関東財務局に提出された大量保有報告書では、保有比率が19.22%までアップ。この間の投資総額は約64億円となっている。
 「学研と提携していたIT企業が学研株を担保として差し出し、その株が売却されてしまったと聞く。エフィッシモの保有株の一部はその株ではないか」(兜町筋)という。
 不気味なのは、今夏と12月とで投資目的に変化が出ていること。夏の時点では単なる「純投資」だったが、12月10日の大量保有報告書では「純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案等を行う」としている。
 「これはまさに、村上被告のように『モノ言う株主』になるということだ。重要提案などを行うという部分は、エフィッシモの思い描いているような経営を学研ができなければ、役員を送り込むことだってあると威嚇しているわけだ」(国内投資ファンド幹部)
 学研は、看板商品の学習教材「学習」「科学」などの売り上げが少子化などの影響で減少したことなどから、2007年3月期決算で営業赤字に転落。同年9月中間決算でもこの傾向は変わっていない。
 学研は「筆頭株主になってからも、エフィッシモから増配や資産売却といった“村上ファンド的な要請”はない。先方の出方が分からないので、こちらとしても特段の対応はとっていない」としている。
 しかし、業績不振が続くなか、大量保有報告書という公の文書で「経営への関与」を高らかにうたっている以上、現経営陣の首もとが寒くなる事態がいつ訪れるともかぎらない。場合によっては、“会社乗っ取り”もあり得ない話ではない。
 このほか、エフィッシモは今年8月20日に提出した大量保有報告書により、パソコン卸売大手、ダイワボウ情報システム(大阪市)についても7.72%を取得していたことが判明。その後も買い増して12月10日には23・78%となり、筆頭株主であるダイワボウの24.1%に次ぐ第2位の大株主に浮上している。
 ダイワボウ情報システムの広報担当者は「エフィッシモが最初に当社の株主名簿に登場したのは今年4月。当時の保有株式数はわずか500株だったが、あれよあれよという感じで大株主になっていった」と説明、戸惑いを隠さない。
 「モノ言う株主」として、阪神電鉄(当時)や大阪証券取引所などの株式を買い集め、経営陣の交代や阪神タイガースの売却などを迫った村上ファンド。実は、ダイワボウ情報システムも在りし日の同ファンドに狙われた企業の1つだった。
 村上ファンドは06年5月19日の時点で、約5.17%のダイワボウ情報システム株を保有していたが、同6月5日に村上被告が証券取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕されて以降、保有比率は急減していった。
 同社の経営陣が村上ファンドの攻撃の不安から解放され、ホッとした矢先に登場したのが、エフィッシモ。同ファンド側は保有目的を「純投資」とし、会社側に具体的な要望は出していないが、20代の女性社員は「今、社内は買い増しの話題で持ちきり。『村上ファンドの残党に会社が乗っ取られる』と心配している人もいます」と混乱ぶりを明かす。
 エフィッシモが本拠を構えるシンガポールは、村上被告が逮捕直前に村上ファンドの機能を日本から移した場所。自らもシンガポール移住を決意したとされ、現地に高級マンションを購入したとも報じられた。
 投資対象も一部が重複するなど村上氏の影がチラつくが、六本木ヒルズに住む30代の会社社長は「村上さんは最近おとなしくしていますよ。ベンチャー起業家の会合にも姿をみせず、プチ引退といった感じ。周囲の監視の目もあるし、今は表舞台に出ることはないのでは」と否定する。
 今回の株式大量取得について、シンガポール滞在中の高坂氏は本紙の電話取材に「基本的にインタビューには応じていません」としている。
 理由を尋ねると、同じ言葉を今度は早口の英語でまくしたてたうえで、「have a happy new year・take care(それではよいお年を)」と言い残して電話を切った。

ZAKZAK 2007/12/28
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2件のコメントがあります
  • イメージ
    ひさっちさん
    2007/12/29 15:47
    ケロちゃんさん


    こんにちわ。
    秀文社どうなるんでしょうね?
    というかおちおち買収なんかしている場合でもないでしょうにね。
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    ケロちゃんさん
    2007/12/29 15:43
    こんには。
    学研って秀文社2143.をTOBするとか、しないとか。
    言われてましたよね?

    TOBの行方は(・・?
    年明け、ちょっと、観察してみます。