映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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NY反発、どこまで戻すか?基調反転できるか?

昨日12月21日のNYは大きく反発した。景気後退のついての警告がでる一方、証券会社への資本注入の話がでてサブプライムのあく抜けが期待され、個人消費支出が2年ぶりの強めの数字になったことが背景のようだ。
 NYは日足でいきなり基準線、転換線を突破、下降している雲の下限の13454ドルの下で止まった。MACDはゼロラインぎりぎりまで戻した。週足の基準線、転換線も抜け、商いも増えている。したがってさしあたりは、日足の雲に突入してどこまで戻すかというテスト局面に入ったようだ。ただし月足のボリンジャーはせばまっていて、月足RCIも下降しており、週足のボリンジャーのTP(13535)にまだ届いておらず、TPは下降しているので、中長期のトレンドを食い止めて反転したというところまではいたっていない。基調が反転できるか戻りの強さに注目する必要がありそうだ。
 ドル円も個人消費の数字をみてアメリカ経済の好調さを期待してか、114円台をつけ、雲をドル高方向に抜けてきたので、目先、週足基準線115円あたりをめざしてドル高を試してゆくことになるかもしれない。日足のボリンは上に開いているものの、日足RCIは天井に達しており、週足のボリンはまだ下向き、月足は分厚い雲の中にあり、月足、週足の円高トレンドを本格的に転換できるほど、ドル高に勢いがあるかどうかはまだ疑問な気がする。
 というわけで、しばらくNYの戻りがどのくらいのものか、に注目が集まりそうだ。連休明けの日経平均は、NYの急な戻りを追いかけて、日足基準線(15388)あたりをめざして、戻りを試していくかもしれない。もしこの辺をうまく突破できれば底値うった感じがでてくるかもしれない。届かないで、またずるずる下げてくるようだと、改めて15000円の底値確認をテストすることになるのだろうか。
 もっとも年末には、魚の尾っぽが最後にひと振りするような上げがある、というアノマリーがあるそうだ。なるほど、年末で売りが少なくなるので、鬼の居ぬ間にふわふわと舞い上がるというのはわかるような気がする。短期的なアノマリーにだまされると後悔しかねないが、多少は期待をもって新年を迎えられるとすれば、悪いことではないだろう。かなり下げて辛い一年だったので、クリスマスプレゼントくらいはあってもいいかもしれない。
2件のコメントがあります
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     初めまして、私も辛い一年でした。
     中・長期投資がスタイルですけど、これだけさがるとは思っていませんでした。心に長い目で見なくてはいけないと思いつつも、本当に堪え忍ぶ一年でした。
     クリスマスプレゼントを期待しております。
     
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    siozukeeeeeeさん
    2007/12/23 19:28
    映画ずきのしんちゃんさんの分析はいつも面白いですね。
    魚の尾っぽが最後にひと振り、期待してます!(笑)
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