jojuさんのブログ

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中国の行動パターンと進出日本企業の行く末

 インドとの確執(インドの周辺国と軍事協力を深める等)、ブラジルとの昨年のド付き合い(日本では小さい報道でしたが、高圧的にブラジルをねじ伏せました)、そして20年来の南シナ海でのアセアン圧迫、ここ何年間かの欧州との貿易摩擦、直近のノルウェーへの恫喝、、、、

 中国の最近の行動、、、彼の国の軍事拡大に歩調を合わせてエスカレートしています。

 インド、北朝鮮、ベトナム、南沙諸島での過去の国境紛争事例で分かるように、中国は力の論理で動く国であり、自国が強いとなれば、力の行使を全くためらわない国です(しかも奇襲攻撃が多い)。 軍事力の増大につれ、強引な行動をとるようになるのも、過去の行動パターンそのままなのです。
 中国に、先進国のような行動を期待するのは無理と思ったほうが無難で、そういう期待を持って、油断するのは非常に危険。
 
 また、このようにコワモテの側面がある反面、弱いときには徹底的に相手をたらし込むのも、漢民族・中国の行動パターン。

 この手に騙され、欧米は清朝・満州民族の遺領(チベット、ウイグル、満州、内モンゴル、雲南広西)をそっくりそのまま中国に渡してしまい、ソ連は核技術を中国に渡してしまった。 角栄以降の日本政府も多額の資金と多くの技術を渡し、今も日本企業は能天気に技術を流しまくっております。

 しかも、必要なものを手に入れてしまうと、くるりと手の平を返すのも中国のいつものパターンで、古くは印中蜜月直後のインド国境侵攻に始まり、中ソ蜜月後の中ソ対立、そして今の米中確執、日中確執も全く同じ流れ。

 つまり、強いときも弱いときも、油断ならないのが、中国という国(中国人個々もそういう傾向があります。中国人の集合が中国という国なのだから当然と言えば当然ですが、、)。

 中国にたらしこまれている日本企業、日本のマスコミ、日本の政治家、、、大丈夫でしょうか? 大陸の人間は、民族興亡の中で生き残ってきているので、島国の人間のように一筋縄ではいかない。 日本人同士と違うダブルスタンダードの付き合い方が必要。 顔つきは似てても全く異なるのが中国人で、顔つきの類似性で分かりあった気になると手ひどい目に遭う。

 反日教育65年の中国で、日本企業が利益を得られるというのは幻想ではないでしょうか? 技術流出込みで考えると利益は得られているのでしょうか?? 経営者は自分の任期中の目先の利益を焦って、後々に大きな禍根を残していないでしょうか??
2件のコメントがあります
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    montontonさん
    2010/10/31 17:19
    中国にヒト・モノ・カネをつぎ込んで抜き差しならぬ状況になるのはいけませんね。

    ただ市場は大きいので利益を搾取するための場所として付き合うのは良いでしょう。
    中国でどんどん利益を上げてどんどん日本に還流するシステムを考えて欲しいものです。

    中国市場についてはギブ・アンド・テイクではなく、
    中国側がそうであるようにテイク・アンド・テイクの精神で行くべきでしょう。
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    jojuさん
    2010/10/31 21:21
    どうもです。

     国が途方もなく乱れて、野生の王国のようになってしまうと、ギブアンドテイクなどという感覚はなくなってしまうものです。 これでは、個は強くても団結力はなくなり集団としては弱体化する。 日本人は、日本国内と対中国のダブルスタンダードを身につけないとマズイでしょうね。
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