jojuさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ1417件目 / 全1496件次へ »
ブログ

「新しい公共」は、利権政治の拡大再編成。 社会主義化への道

 民主党の掲げる「新しい公共」、、今一、意味不明ですが、NPO等に一般市民を巻き込んで、公共的仕事をさせることになるのでしょう。

 おそらく、「新しい公共」団体に、役所から補助金(「補助金」と言わないが実質、補助金です)を流すことになるのですが、これが利権の温床になる可能性は低くない。 その結果、「新しい公共」団体は、民主党支持母体に化ける。 

 役所から民間企業に仕事を委託すれば、その民間企業の稼ぎは税収となって返ってきますが、「新しい公共」団体に仕事をさせた場合、税金がかかるだけで、税収となって返ってこない。
 そのうえ、「公共」ゆえ、コスト競争もなくコスト低減は進まない。 自民党の利権政治より、経済的には更に非効率な利権政治になる。

 「新しい公共」団体は利潤が見込めないような仕事をボランテイア的にやるのだ、としても、これまでそうしたものは自立的自発的に中々、出てこなかった。 ゆえに、上からの再編でそういう団体を作っても、補助金の旨味がなければ、それは持続しないのです。 「新しい公共」団体には、補助金、利権が切り離せない。  

 一方、「新しい公共」がかつての町内会、村の寄り合いの再編成だとしても、それは役所が旗を振って出来るものではない。
 かつて、町内会や寄り合いが盛んだったのは、役所のサービスが何もなかったからで、下々からは税だけとって、何もしない江戸時代の名残があったからです。 自分たちの身は自分たちで処さなければならなかったから、町内会や寄り合い的な団結が自発的に起きた。

 ところが今はその逆。   

 ゆえに、「新しい公共」政策は、民間企業(起業家)が出来ること、もしくは役所がリスクプールの一環として為すべきことを、実質、公共団体である「疑似市民団体」(利権団体)に流す政策に化けるはず。
 これは、社会主義の拡大であり、利権政治の拡大となる。 つまりは不公正(悪平等)の拡大となり、日本社会の停滞は一層ひどくなるでしょう、たぶん。

 左翼政党は、これまで、何でも国がやるべき、県や市町村がやるべき、と言って公共サービスを拡大させ(役所の肥大化)、町内会や寄り合いを衰退させたのですが、今度は「新しい公共」団体を作れ、と言って日本人全員を役人化させようとしている。
 社会主義国家の完成にまい進しているわけです、つまり。
4件のコメントがあります
  • イメージ
    Syo2009さん
    2010/10/25 05:48
    おはようございます。

    民主党に期待したのが間違いだったのでしょうか。(^0^;)
  • イメージ
    jojuさん
    2010/10/25 20:48
    どうもです。
     一昨年のマニフェストを見た時点から、矛盾だらけの政党でした、民主党は。
     政権をとってからもそれは変わらず、言うことと、やることが矛盾しまくってます。 言っていることでなく、やっていることで判断する必要があります。

     もっとも危険なのは、円高を放置して、日本経済の空洞化を進めてしまっていること。 円高はケシカランと言いつつ、実質何もやっていない(無意味で逆効果な為替介入を一回やっただけ)。 
     
  • イメージ
    Syo2009さん
    2010/10/26 06:08
    おはようございます。

    イラ菅…。怒ってましたね。(>_<)
  • イメージ
    jojuさん
    2010/10/26 07:48
    どうもです。
     日銀法を再改正しない限り、円高反転とはなりません。
     あとは米国の景気回復待ち。

     民●党の政策は、この「新しい公共」もそうですが、文学的抽象論が多くて、目的とそこに至る論理がない(論理破綻というか論理矛盾というか)。 目的があっても、それを突き詰めると、国力弱体化(国益崩壊。国民の利益が損なわれる)に至るようなものが多い。 困ったものです。

     左翼系政治家の自爆テロ政権。
     
     
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。