景気低迷下の金余り。新興国経済堅調。

[jojuさん]

　欧米の金融緩和で景気低迷下の金余り状況持続。　
　余ったお金は、新興国、先進国債券に流れるとともに、欧米通貨安状態持続で、欧米経済の空洞化を抑制する。
　資源価格は一層、底堅くなるが、欧米景気、欧米株式とのシーソーとなって、当面、上離れせず。
　低金利でも資源価格高止まりで、空洞化皆無でない状況下でのバランスシート調整は緩慢に進み、欧米景気回復は長期化（底抜けはせず）。

　金融緩和不足の日本のみ、円高の長期化で、国内経済の空洞化が激烈になる。　内需産業も含め、海外シフト、外資化が進み、国内からの技術流出、ノウハウの流出が進む。　国内産業の高度化はほとんど追いつかず、高度化に対応出来た少数のヒトと、そうでないヒトの格差は拡大する。　労働市場に柔軟性がないので（正規雇用偏重ゆえ）、人材シフトは進みにくく、低レベル労働者として固定化する若年層が増える。　財政破綻リスクは確実に高まる。

　円高、税高、正規雇用偏重の激烈悪条件下で日本に残る企業は、世界的に見ても超優良な企業になるが、少数精鋭集団化。