eutopiaさんのブログ

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だといいな、的なシナリオ

こんなんだったら、まぁいいか的な妄想。


尖閣での漁船絡みの問題は、船長釈放という結果に終わった。
結果、中国勝利・日本敗北といった空気が醸成されるに終わった。

果たして、これは中国上層部が企図したものなのか?
おそらく一枚岩ではない北京において、対日強硬派による行動なのではないだろうか。

確かに、かなり有効であったと思う。
中国は国威を誇示することに成功し、国内の不平不満の発散に大いなる寄与を果たしたと思われる。

ただし、対外的にはかなりの代償を支払ったことも事実だろう。

近隣諸国との関係は悪化は避けられず、対中国包囲網が水面下で敷かれる契機になると思われる。
インドの対中国想定のミサイル配置計画が明るみになった。
モンゴルと日本のレアメタル共同開発などは今回の件が影響していることは必至だろう。
また、アフリカの脱中国親日本の流れが加速されることも想定される。
そして、フジタ社員4人拘束の件で、無法国家であることを喧伝してしまった。
これに関連して、中国から撤退する企業が出てくるだろうし、それは日本国籍に留まらないだろう。


では、日本はどうなのか。
アジア諸国から今回の弱腰外交は失笑を買うと共に、日本への失望感が広がったことは確かだろう。
中国による希土類禁輸措置や、各種交流制限は確かに大きな打撃だろう。
民主党は今回のこの出来事により、次回総選挙以降二度と政権に就くことはないだろう。
それだけ国民の失望感は大きく、時代が時代なら、よく歴史の教科書に出てくる「憤死」する人も出たのではないだろうか。

だが。

中国からベトナムを始めとした東南アジアへのシフトが加速することは、将来的に大きなプラスであると思う。
そして、国内的にも国外的にも、日本が軍備強化するための空気が醸成された。
驚いたことに韓国メディアによる日本の弱腰外交批判記事の中に、日本は核を持つべきという文言が記載されたものまであったようだ。
戦後初めてなのではないだろうか。



こうして考えると、国家的に失ったものも多いが、得たものもあったんじゃないかと思われる。

そして船長の釈放は、対国内的に強硬姿勢を取らざるを得ない中国の指導部と民主党との出来レースなのではないかというシナリオを考えてみた。
中国を立てて、結果日本は何を得るのか。
国家ファンドを用いて円高誘導による経済戦争をしかけている中国が、上記の見返りに円を売るというもの。
金曜の介入と噂されるのは、その一部発動だったのではないかと。


名を捨て実を取る。

もし、こんなんだったら、実に日本らしい落としどころだったといえる。






と、いいな。
そしたら持ってる横河電気も三菱電機も乾汽船もあがるよな。
ヽ(゚▽、゚)ノ ウヘヘヘ
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