ヨークさんのブログ

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「マネックス証券] 外部環境の好転で日本株は大幅反発か


昨日の米国市場は大幅反発となりました。自律的な回復力が懸念されている米住宅市場関連の経済指標が市場予想を上回ったことで米国景気の先行きに対する懸念が和らいだ上に、4-6月期の米主要企業の決算が軒並み好調な結果となったことを好感し米国株市場は取引開始直後から大幅反発となりました。NYダウは10,200ドル台半ばで取引を開始しその後も上昇、一時は前日からの上昇幅を240ドル超にまで広げました。NYダウは取引終了間際に若干上昇幅を縮めたものの、終日高値圏での推移となり、前日比201ドル高の10,322ドルと大幅反発で取引を終えました。昨日の米国市場で全米不動産協会が発表した6月の中古住宅販売件数は季節調整済みの年率換算で537万戸と前月から5.1%減少したものの、市場予想の510万戸を上回りました。冴えない経済指標の発表が続き、米国経済の先行きに対して過度な悲観が広がる米国市場において、特に自律的回復力が疑問視されてきた米住宅市場が前月からマイナスでも市場予想を上回ったことはポジティブに捉えられました。これに加えて、建設機械大手キャタピラーや化学大手スリーエムなどの米主要企業で4-6月期の好決算や1株利益の見通し引き上げが相次いだことが市場心理を好転させ、昨日の大幅反発となりました。こうしたなか、本日の日本市場では大幅反発が期待されます。昨日の米国市場が大幅な反発を見せたことに加え、為替相場でも円高基調に一服感が見られることが、いくつかの指標から割安感が意識されている日本株にとっては、大きな追い風となりそうです。日経平均株価は、寄り付き直後からシカゴ市場の日経平均先物の清算値である9,345円を上回る展開にも期待が持てそうです。ただ、本日の欧州時間に市場が注目する欧州金融機関に対するストレステストの結果公表を控え、様子見ムードも強まりそうで、大引けにかけて上昇幅を縮める展開も予想されます。
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