ユリウスさんのブログ

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民主党、自民党に投票しない!

 参院選の投票日が11日に迫ってきた。翔年は前回の衆院選(2009/9)では当時の政権党だった自民党に対し、あたらしいマニフェストを示す前に、前回の選挙で訴えたマニフェストの評価を自らして国民に示すべきだと次のように書いた。(2009/08/2、「マニフェストは本当に政権公約なのか?」)
『政権を担ってきた政党(自民党、公明党)は前回の選挙で国民の前に示したマニフェストが達成できたのか、できなかったのか、自ら評価をまずするべきであろう。その反省の上に立って、今回のマニフェストが作られてしかるべきだと思う。』


 今回の参院選では今度は民主党に対して全く同じことを物申したい。マニフェストが国民への公約というなら、政権党がまずやらなければならないのが、前の選挙で訴えたマニフェストの中の
1 国民との約束が達成できたのか、できなかったのか?
2 できなかったのは理由は何か? 出来なかった理由を取り除く努力はしたのか?
3 マニフェストが間違っていた項目はなかったか? なぜ間違ったのか?

など、マニフェスト項目ごとに真摯にチェックを行った上で、さらにそれをスパイラルアップした新しいマニフェストを国民の前に示すのが筋というべきであろう。

 菅総理のもとで民主党のやっていることは、こういう至極当たり前のことを全然やっていない。やる気さえもない。あいもかわらず思いつきの発言が多い。
 
 前回の選挙の五つの約束の第一番にはこうあったはず。
1【税金のムダつかいをやめる】 → ムダをやめればうまくいくという主張だった。
国の総予算207兆円を全面組み替え
税金のムダづかいと天下りを根絶 → 事業仕分けで無駄の排除は十分出来た?
議員の世襲と企業団体献金は廃止し、衆議院定数を80削減

 今回の選挙で菅総理が急に言い出したのは「消費税の10%アップ(増税)」。それも自民党が10%の増税を言っているために、消費税のアップが二党の争点にならないことを見越した選挙戦術として言っている。そんな思いつきの発言だから、税の逆進性をつかれると税の還付を言い出し、しかもその数字はフラフラと揺れている。また、最近では内閣支持率が下がり始めたと見るや、8日の鹿児島、熊本両市での演説では消費税に一切触れなかったというから、ズル賢いというべきか。

 記者からの質問に総理は「1ミリたりともぶれていないし、後退もしていない」と反論しているが、これはもう誰が見ても強弁としか受け取れない。
 与党なら「経済成長と財政再建と公平な税制」を、それも短期と長期の政策をセットで国民にジックリ説明し、選挙で堂々と信を問うべきではないのか。

 みなさん、菅総理はこういう変身の術もあるから、総理の発言をシッカリ記憶しておく必要がありますよ。

 野党時代に「官僚は大バカ」と言っていた人は誰だったか? 総理になった途端、「官僚こそが政策のプロフェッショナル」と180度態度を改め、内閣発足当日、今後は官僚と緊密に連携するとの閣議決定(6月8日付「基本方針」)まで行なったのは、まさか冗談ではないだろう。翔年は笑いが止まらない。「官邸では今や、『政治主導』という言葉は禁句」(政府関係者)とまでになっているのだから、移ろいやすい民主党政権ではある。


 さて、選挙戦終盤の選挙情勢はどうか。今朝の読売新聞は『与党 過半数厳しく』、「民主 比例伸び悩む」、「みんな 2ケタも」の見出しが躍っている。
 翔年は民主党にも自民党にも入れたくない。この国の将来あるべき姿を国民に示すことをせず、選挙に勝たんが為のバラマキ政策を競っている、今の二大政党には期待できないから。政界再編の引き金になることを期待して「みんなの党」に入れようかと思い始めている。
2件のコメントがあります
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    ぷよすけさん
    2010/7/10 00:04
    あえて白票というのはどうですか??
    ほとんど旧自民党の破片みたいなものですよね。
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    ユリウスさん
    2010/7/17 07:50
    ぶよすけさん、返事が遅くなってすみません。

    白票も一つの意思表示ではありますが、消極的過ぎると感じます。
    みんなしらけて白票にしたら、どうなるでしょう。
    政治家が悪いとは言えないですね。
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