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中国、天津にて(28)

 さらに、前回天津日記の補足です。

 この季節というか、秋から冬と冬から春にかけては、天津と北京を結ぶ京塘高速道路(北京から天津港までの高速道)には濃霧が多発し、高速道の通行を妨げます。通行止めになると、車は一般道に迂回せざるを得ませんが、一般道は道幅が狭く、すぐに大渋滞に陥ります。

 私も、この濃霧が原因で、予定の飛行機に乗れず、大失態を何度も経験しています。


 今回の帰国時にも、真冬にもかかわらず、濃霧の中を途中からの高速道の閉鎖に伴い、一般道の大渋滞の中をのろのろと北京首都空港へ車で向かいました。


 霧中に前回の天津日記の内容を考えていました。

 本土上海、深圳の株式市場は、2005年5月より約1年間、新規IPOを股権分置(非流通株)改革実施を理由に凍結し、新規の供給を押さえておいて、需要喚起(股民への優遇策)に努めた結果、それまでの長期停滞の市場は昨年秋以降嘘のような奇跡的急回復、高騰過熱相場へと、株式市場の劇的変貌を演出することが出来ました。

 いわば、供給(分母)を押さえておいて、需要(分子)側の喚起(増加)に努めた結果でした。

 今回は、まったく逆の手を中国証券当局は、執行した事になります。

 株式市場の緩やかな上昇と行き過ぎた過熱を押さえ込みたい中国政府は、小手先の市場の降熱効果のための投薬(度重なる金利政策の変更や証券取引税の切り上げ、投機資金への銀行貸し出し制限などなど)が効かないと見るや、今度は逆に大型国有企業の新規IPOの審査基準を緩め、市場の供給側という分母を増やす策に打って出たのです。

 ここでも中国政府のしたたかさがかいま見えます。
 海外の他市場のらんちき騒ぎをよそに、中国証券市場は、未だ中国政府の掌の中に有ることを、示しています。
 いわば、株式市場は、単純に需給関係により成り立っていることを、最も理解しているのは、中国政府当局であったことを証明した形でした。

 共産党大会等政治の重要日程も一段落した10月16日に上海総合指数は6124ポイントを付け史上最高値を更新しましたが、11月末現在指数は4800ポイント台と20%以上も後退を余儀なくされました。

 しかし、中国本土市場の時価総額は30兆4000億元(約455兆円)と膨らみ続けており、10月の1日当たりの売買代金も1952億元、11月は1363億元と若干落ちてはいるものの、9月の数字に比べると大幅増の状態です。
 大型の新規IPOに対しての一時的な凍結資金も、例えば先般の中国鉄路工程では3.56億元もの資金が凍結されています。


 欧米のサブプライム住宅ローン焦げ付き問題の核心は、市場が、それをコントロールしようとする国家よりも肥大化し、国家(欧米の連携)が市場コントロールを失った、ことにあると言われています。

 一方、対極にある中国は、市場を手中に収めてほくそ笑んでいる風です。


 ところで、天津から北京への京塘高速道路ですが、深圳市場に上場する華北高速という会社が料金徴収等の管理を行っています。
 北京五輪の特需(北京に近い天津でも五輪会場が設営されるため)を狙って早くから株を仕込んでいたのですが、利益率は高いものの、こうした濃霧での通行制限が頻発している現状では、通行量の増加チャンスをみすみす逃しており、収益増にあまり期待が持てないので、即「売り」と相成ってしまいました。
                      <つづく>



 
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    中国 天津 中国株
登録日時:2007/12/01(09:43)

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このブログへのコメント

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    2007/12/03(17:48)
    りんりん/Kさんお久しぶりです。
    更新多くあったので非常にうれしいです。

    濃霧が多発して高速が閉鎖に度々なるという状況が、ニュースで検索してみたら
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071107-00000022-scn-cn
    こんな感じのニュースがありました。

    写真を見ると濃霧にもビックリですけど、高速道路の車線の多さにもビックリしました。
    見ただけでも8車線くらいあるんですね。そして交通量がこれだけ広いのにビッシリ埋まっている。(濃霧のせいで渋滞したからでしょうか?)
    この量の車が一般道(一般道の広さもよく知りませんが)におりたら、確かにどんな道でも渋滞になるでしょうね。

    2005年5月のIPO1年間凍結と今回の大型国有企業のIPO開放。(新規IPOの審査基準が緩まったという情報はわたしはこの日記を見るまで知りませんでした。。)

    確かに説明されれば、中国証券当局の思惑通りに株価が調整されているようにも見えますね。そのような調整を受けつつもやはり徐々に回復の兆しを見せつつある中国市場が年末に向けてどのような動きを見せていくのか楽しみです。

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