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買い場は二週間後?


ADIAのシティに対する出資によって、サブプライムローン問題の直接的なリスクだった信用収縮懸念は相当に後退したように見えます。しかし、本当に大丈夫なのかどうか、まだ疑問が残る。
それは、SIV(ストラクチャード・インベストメント・ビークル)の損失がどの程度に膨れ上がるのか、判然としないからです。

米国の金融機関はSIVにABSやCDOを売却してこれらの不良債権化リスクを切り離しています。しかし、SIVはこれら資産の急速な不良債権化によって従来行ってきた資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)による資金調達が難しくなっていて、資金の借り換えをどうするかが大問題になっているとの由。結局、SIVには金融機関とのクレジットラインによる資金調達か、価格暴落を覚悟で資産を投げ売るかの選択しかない。こうしたSIVを傘下に持つ金融機関にとって、SIVに信用供与すれば切り離したはずの損失リスクがブーメランのように戻ってくるし、資産処分させれば値崩れ暴落を招き、売れ残りで自ら保有している資産の大幅な評価損につながるというようなことが、今週号の週間東洋経済のサブプライムローン特集の記事に載っていました。

そしてこれが、シティがスポンサーを見つけてきたという一事を以って安心するのは早計とする理由です。
竹槍しか持たない者としては、石橋は叩いて渡る。持たざるリスクはリスクではない、という信念の下、各国金融機関の決算を見てから判断すべきと考えています。

次に、昨日のナスダウ暴騰から本日の日本株暴騰に繫がった理由であるFOMC利下げ期待に関してですが、現実に利下げが行われれば、サブプライムローン問題の間接的なリスクであった景気後退に対して、確かに好影響を与えるでしょう。
けれども、それは早くても次回FOMCが開催される12/11以降のことで、現時点ではあくまで期待に過ぎません。淡い期待に踊らされて買い向かって行けるほどの安心感はありません。さらに言えば、0.25%程度の利下げで、米国の景気後退が抑制できるとは思えません。ということで、ここも慎重さ優先で臨みたいと考えています。

自分の日経平均予測では12月中旬までは15000円を挟んだ下値固めという形になっていることも、一本調子で上げていくとは思わない理由のひとつです。
自分自身は昨日今日でアホールド株をかなり手放し、キャッシュポジションを70%程度に引き上げました。
残り2週間の内に買い戻すチャンスが来ると読んでのことです。

そして、もし本当に買い戻すときが来れば、そのときが本隊出撃のときとなると考えています。
仮に買戻しのチャンスは来ず、一本調子の上げとなったとしても、決して後悔は致しません。
いや、しないはず・・・しないか?しないとは言えないかも知れませんが^^;

ちなみに、12月下旬の日経平均予想は明日か明後日に公開する予定でおります。

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登録日時:2007/11/29(22:32)

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