三菱ケミカルＨＤが決算を受け堅調

[agawaさん]

三菱ケミカルホールディングス（４１８８）が決算発表を受け堅調な動きとなっている。今期の大幅増益予想を好感する買いを集めている。今期ベースのＰＥＲは１７倍台、ＰＢＲはほぼ１倍と、好業績に比して割高感がなく、買い安心感があるという。

同社は引け後、通期の決算を発表した。１０年３月通期の連結営業利益は前の期比８．１倍の６６３億円。連結経常損益は５８９億円の黒字（前の期は１９．０６億円の赤字）。連結純損益は１２８億円の黒字（前の期は６７１億円の赤字）。１１年３月通期の連結営業利益は前期比２．３倍の１５６０億円予想。連結経常利益は前期比２．３倍の１３８０億円予想。連結純利益は同３．１倍の４１０億円予想。

中期的には、次世代の液晶テレビや照明用途で大きな需要の伸びが期待される「白色ＬＥＤ」とハイブリッド自動車向けの「リチウムイオン電池材料」に優先的に資源配分を行うことにより早期収益化を加速させる。また、三菱レイヨンとの統合効果を早期に実現し、炭素繊維、水処理、スペシャリティケミカル等の事業領域における競争力を強化するとしている。

三菱ケミカルＨＤの株価は１３時４７分現在４９８円（△１６円）。
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