映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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下値は堅いが・・・

28日の日経平均は10924.79(-287.87) 雲の上だが、基準線11088、転換線11048の下、遅行線は日々線と衝突するとことにきており、ボリンジャーはマイナスσ10968を割り込んだ。 MACDは下降 RCIは頭打ちとなっている。週足は雲、週足基準線、週足転換線10762の上、週足ボリンジャーはプラスσを割り、TP10674の上、週足MACD 週足RCIは天井をうってきた印象である。目先基準線を割り、転換線も基準線を下抜けてきているので、調整局面にはいっている。中期も上昇局面が終わりつつあるものの、まだ中期の節目ー週足転換線、週足基準線は保っており、短期調整の範囲内にある。月足の基準線も10798に走っており、10800近辺がかなり堅い岩盤になっている印象だ。逆にもしこれを割り込めば調整は長引きそうだ。

ダウは11045.27(+53.28)転換線11115は割り込んだが、雲、基準線10976の上を維持、ボリンジャーはTP10998の近辺。MACD RCIは天井を打ってきている。週足雲、週足基準線、週足転換線10792の上を維持、週足ボリンジャーはプラスσ11033をかろうじて守っており、週足MACD 週足RCIは頭を打ってきたところ。目先基準線の近辺で攻防を続けており、調整の入り口にある印象。ただし週足はまだ上昇基調を保っており、月足も基準線、転換線の上を保っており、なお勢いが残っているが、週足ボリンジャーのバンドは狭まっており、目先11000を割り込んで調整入りする可能性がある。

ドル円は94.12雲、基準線、転換線92.97の上、ボリンジャーはプラスσ93.88の上、MACD RCIは上昇している。週足基準線、週足転換線の上にあり、週足雲の上限94.30に挑戦しているところ、週足ボリンジャーはプラスσ93.30の上、週足MACD 週足RCIは上昇。目先ドル高の流れにあり、中期もドル高方向で、長期の下降トレンドを示す雲の上限をトライしているところにある。一方ユーロは対円、対ドルで節目を割り込んで下落をつづけている。

ただ気になるのはアメリカ10年国債の動きだ。目先、金利は雲の上だが、基準線3.84、転換線3.76を割り込んできており、転換線が基準線を下抜けている。ボリンジャーはマイナス2σ3.719も下回って、急激な金利低下が起こっている。まだ週足の節目ー週足基準線3.597はかろうじて保っているようだが、これも割り込んでくると、日米金利差が縮まるので、ドル円の上値が重くなる可能性もありそうだ。

ギリシャ、ポルトガル、スペインの格下げが世界の株安を引き起こしているが、日本、米国ともまだ中期長期の節目は割っていない。好調な景気回復の足取りが、下値を支えているように思われる。ドル円も、なおドル高含みであり、まだ腰折れという形にはなってはいない。ただユーロは節目を割り込んで下落、アメリカ10年国債でも、目先急激な金利低下、債権の価格上昇が起こっているので、このままゆくとリスク回避の流れが一気に加速し、株式市場からの資金が流出する危険もないとはいえない。ヨーロッパのソブリンリスクの回避が重要な政策課題になると思われる。もっとも日本政府も、ギリシャなどより遥かに深刻な膨大な借金をおっているので、いつか国債が消化難におちいり、価格が暴落するという時限爆弾を抱えていることも否めないので人事ではない。
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