映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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ダウ雲突破、東京雲入り

10日の日経平均は10016.39(+183.92)と久しぶりに大きく上昇。10月2日にあけた窓を埋めた。だが9月28日の窓(10228ー10151)はまだ窓の下に届いていない。75日移動平均は10070、25日移動平均は10157でどちらもまだ上にある。一目均衡表では、雲の下限9908を突破、転換線9883も抜けて基準線10102に向かう動きになっているが、ボリンジャーはマイナスσ9906を上に抜けたものの、TP(25日)には届いていない。ただバンドは狭まっている。基準線は下向き、基準線にもとどいていない状況であるので、確実に上昇転換できるかどうか、まだ確かではない。だが目先の下落は一応とまり、バンドが狭まっていることから、底入れから反転の可能性に期待したいところ。週足をみると、こちらは26週平均で反発した形で、一目均衡表では、基準線で反発、上昇の基調を維持しているものの、勢いは弱く、転換線に届いていない。ボリンジャーではマイナスσを回復したがTPにはとどいていないので、なお停滞局面であるが、TPは上向き、バンドは狭まっており、やはり底入れ上昇転換が期待される形にはなってきている。ただ週足RCIやMACDはまだ下向きであり、下降圧力はかなり強いので、はねのけられるかどうか。

ダウは9864.94(+78.07)と続伸。ざらば高値9917はまだだが9月23日の終値高値9748を抜いてきている。上昇しつつある75日、25日移動平均の上に位置し転換線、基準線の上、ボリンジャーバンドはプラスσ9791を回復、バンドは狭まっており、RCI,MACDも底で反発、チャート上は目先上昇トレンドを奪還した格好だ。週足は、ずっと重しになっていた雲の上限9803をついに突破、基準線、転換線、雲の上と三役が好転した。ボリンジャーもプラスσ9712を上に抜け、バンドが狭まっている。RCI、MACDははっきりしないものの、上昇基調への転換が明確になってきている。遅行線が10170あたりで雲の下限と衝突するので、このあたりまではさしあたり上昇する可能性があるのではないだろうか。

一番の注目はドル円だ。かなり大きくドル高方向に戻し、現時点で89.77.転換線89.22をわずかに上に抜けてきているが、なお基準線90.66にはかなりの距離がある。ボリンジャーはバンドは下向き(ドル安円高)で、マイナスσ91.79をまだ抜けられていないので、目先円高トレンドが終息するかどうか、微妙な分かれ道にきている。RCI,MACDは底でぴくりと上向いているようにもみえる。週足のほうは、転換線、基準線のはるか下で、マイナスσ90.63の下、バンドは広がっており、なお円高トレンドは強い。

ダウは、日足チャート上は雲の上限を突破、目先上昇基調を回復したようにみえる。東京も雲に突入、目先底はいれたようにみえるが、為替の円高トレンドがまだ終息したかどうか怪しく、上昇トレンドを奪回したというにはまだ一歩迫力不足。為替が、90あたりまで戻してくるようであれば、東京も日足基準線を回復、上昇トレンドにめでたく復帰できるのだが、ドルが現在の水準をさらにこえて買われてくるかどうか、為替のチャートからは、まだ確信をもてないところだ。
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