あさっての投資家さんのブログ

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財務大臣の発言と、自分の勝手な思い込み

額賀財務大臣は、G7で為替相場に関して
「円はファンダメンタルズを確実に反映すべき」と発言したそうです。 

変動相場制なので、市場のニーズによって円安/円高に傾くわけですが、急ピッチな変動は国の経済が混乱すのではと思います。 

その国の実経済を反映して、緩やかに変動するのが理想的だと勝手に考えています。

しかし、右を向けば巨額のマネーを動かすファンドがグローバル化された世界を飛び回り、左を向けば赤字国家が紙幣を大量印刷してインフレのチキンレースをやっているこのご時勢。

もしかしたら、通貨の安定は理想でしかないのか、それとも金本位制廃止と共に葬り去られたのでしょうか。

個々の投資家は今、知恵を試されているのかもしれません。
3件のコメントがあります
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    みやまな鉄砲長さん
    2007/10/21 10:55
    >変動相場制なので、市場のニーズによって円安/円高に傾くわけですが、急ピッチな変動は国の経済が混乱すのではと思います。 
    確かにそうなんですけど、昔はもっと変動があった見たいですからね。。。
    (ここ最近の円高、急激な円高ではないと認識しています。
    それ以上にいままで円安が進みすぎなんです。。。)

    ファンド以外にも日本人にも責任がありますからねー。
    取引通貨量日本人がすごく増えてるみたいですし。

    ファンドはここ数日どうやらスイスフランも
    買っていたようですね。日経に小さく出てました。(^^ゞ
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    安定を目指すのであれば現行制度では極めて至難と言わざるを得ないと思います。

    現行の為替制度はかつてはアメリカ1国が引き受けていたいつか起こるかもしれない通貨の信用失墜のリスクを世界中の国家に拡散させ、企業そして個人も自由に通貨取引が出来るようになったいまでは国家は企業・個人にも拡散させただけの話でそれを回避・立て直す方策に関してはいまだにモデル構築されていない気がします。

    通貨には絶対的価値基準を示す指標が存在しないーするなら教えてほしいくらいーので重要な指標いくつかつき合わせても適正価格は市場参加者の心理にゆだねられるしかない。
    金本位制の時だって安定はしていたものの適正な価値水準を反映していたわけではないし。
    大部分の官僚・政治家、少なからぬ経営者はその辺をまるで理解できていない気がしてならない。

    たとえ1国の中央銀行が死力を尽くして介入しようともどうにもならないのはマレーシアやUKの事例でもみてわかる話。日本がその轍を踏む必要は無い。
    国家よりも機関投資・投機筋群の方が流動性資金を機動的に大きく動かせるしそうした対応にも慣れているのだから力技での介入はよほど時宜にかなったタイミングを狙って他の介入策の支援がないとうまくいかないでしょう。
    G7協調介入が出来たとしても一時的に事態を停滞させるだけで時間切れまでに市場参加者の認識がG7の思惑のほうに変化しなければーファンダメンタルではないー介入は失敗するだろう。

    残念ながら一個人では仮に問題解決のモデルを構築できたとしてもそれを活かす機会はまず訪れません。
    せいぜい自分自身が状況に対応して個人的な被害をくいとめあわよくば状況を利用していくばくかー運がよければ莫大になるかもしれないー収益機会を着実にモノにしていくくらいでしょう。
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    みやまなさん、1234567890qwertyuiopasdfghjkl;さん、コメントありがとうございます。

    みやまなさんへ
    > 取引通貨量日本人がすごく増えてるみたいですし。
    やはりFXの恩恵ですね。
    しかし影の側面も。
    サブプライムショックで2千万の元手が一夜にして数百万になった主婦の取材をテレビで見ました。
    投資のリスクを深く考えずに手をつけた自己責任…と言ってしまえば終わりですが、何か考えさせられるものがありました。

    1234567890qwertyuiopasdfghjkl;さんへ
    > 通貨には絶対的価値基準を示す指標が存在しない
    そうなんですよね。私も教えて欲しいです。
    (どなたか、ご存知のかたいらっしゃいますか?)
    紙幣は「信用」の上で成り立っています。それが崩れるとハイパーインフレの危機が。
    今のモデルより少し良いモノの登場を待つしかないのかもしれません。
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