あおぞら郵船さんのブログ

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10/8 抗体医薬の現状

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【取引銘柄】
なし
  
【ポートフォリオ】
・武田薬品工業 250株 3,910→3,640円 -70,000円
 
(含み益-70,000円 実現益+29,000円)
 
現在、人類の医療技術はパラダイム・シフトの真っ只中です。
ゲノム解析、クローン技術、再生医療、抗体医薬、遺伝子治療。
現状では困難な病気である癌なども、それらの画期的な新技術により克服される日も遠くないように思います。
もっとも、遺伝子については未だ未知の領域が多く、遺伝子治療の実用化には容易には至らないというのが現状のようです。
その間を埋める新技術として「抗体医薬」がすでに実用化されており、実際に癌治療における第一選択薬となったものもあります。
 
というわけで、さらに抗体医薬の勉強を進めてみます。
 
現在使用されている抗癌剤および抗体医薬についての情報は、以下のサイトに非常に詳しいです。
なお、私の解説やウェブサイトには不備がある可能性が高いですので、

くれぐれも『正確な情報は必ず専門家に聞く』

ようにお願いいたします。
 
「がんサポート情報センター」
http://www.gsic.jp/medicine/index.html

 
「抗がん剤の種類と副作用」
http://www.anticancer-drug.net/molecular/

  
「国立がんセンター」
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/dia_tre/index.html

 
この中でも特に私の目を引いたものが、リツキサン、ゼヴァリン、ハーセプチン、グリベックなどです。
 
「リツキサン(リツキマシブ)」
米アイデック社と米ジェネンテック社の抗悪性リンパ腫の抗体医薬。全薬工業と中外製薬が日本導入。
抗癌薬として世界初のモノクローナル抗体として1997年に米国承認された。
仕組みは、悪性リンパ腫(血液のがん)に現れるタンパク質CD20と結合することで、リンパ腫に対する免疫反応を喚起し、リンパ腫を破壊させる。
主に他の抗癌剤と組み合わせて使用する治療法で高い効果が認められている。
なお、悪性リンパ腫は日本では年間1万人ほどが発症している。
 
「ゼヴァリン」
独バイエル社の抗体医薬。08年承認。
リツキサンと同様に、リンパ腫に現れるタンパク質CD20と結合することで、リンパ腫を破壊する。その際、リンパ腫と結合させる抗体に放射性物質を結合させ、放射線を照射することで、高い抗腫瘍効果を示す。
放射性物質を含有するので副作用の懸念があり、また、厳重な取り扱いが必要とされ、扱える医療機関も限られる。
国内第Ⅱ相臨床試験において、完全寛解が67.5%、奏功率82.5%という高い効果が認められた。
・「がんサポート情報センター」の記事
http://www.gsic.jp/cancer/cc_01/acd/02.html

 
「ハーセプチン」
スイスのロシュ社の抗乳癌薬。中外製薬が日本導入。
日本における分子標的薬の承認第一号。01年輸入承認。
主に他の抗癌剤と組み合わせて使用する治療法で高い効果が認められている。
仕組みは、癌細胞の表面に現れるタンパク質HER2と結合することで、癌細胞の増殖を抑える。
04年の学会発表では、抗癌剤との併用治療を行った患者の約70%で乳癌が消滅したと報告された。
なお、乳癌は日本では年間4万人ほどが発症している。
 
「グリベック(イマニチブ)」
スイスのノバルティス社の慢性骨髄性白血病の分子標的薬。01年輸入承認。
仕組みは、慢性骨髄性白血病における血液細胞の染色体異常により、発生するタンパク質Bcr-Ablに結合し、白血病細胞(癌細胞)の増殖を抑える。
06年の学会発表では、グリベックを使用した患者の90%以上で症状が完全寛解したと報告された。
なお、慢性骨髄性白血病は日本では年間1千人ほどが発症している。
 
「アバスチン」
スイスのロシュ社と米ジェネンテック社の大腸癌の抗体医薬。中外製薬が日本導入。
主に他の抗癌剤と組み合わせて使用する治療法で高い効果が認められている。
仕組みは、癌細胞の表面に現れるタンパク質VEGFと結合し、癌細胞の血管新生を阻害し、増殖を抑える。
なお、大腸癌は日本では年間6万人以上が発症するとされ、女性の癌による死因第一位となっている。男性は肺癌が第一位。
 
「ベルケイド」
米ミレニアム社の抗癌薬。武田薬品工業が買収。06年に日本発売。
新しい作用機序を持ち、多発性骨髄腫への有効性が認められる。
仕組みは、癌細胞の増殖を助ける酵素であるプロテアソームの働きを阻害することで、癌の増殖を抑える。
多発性骨髄腫を対象にした臨床試験において30%以上の奏功率を示した。
なお、多発性骨髄腫は日本では年間数千人が発症すると言われる。
 
(試験中の新薬候補)
 
「AGS-16M18」
米アジェンシス社の抗癌の抗体医薬。アステラス製薬が買収。
07年12月のアステラス製薬のR&Dミーティングで、腎臓癌の細胞増殖を61%阻害、肝臓癌の細胞増殖を82%阻害したと報告されました。
・発表資料
http://www.astellas.com/jp/ir/library/pdf/rd2007_1_jp.pdf

 
その後、08年8月の1Q決算時にフェーズⅠ臨床試験入りしたという報告がありました。
そろそろ、その結果が出てくるのではないでしょうか。
果たして臨床試験の結果はどうなったのか、非常に楽しみですね。
 
「AMG-655」
米アムジェン社の抗癌の抗体医薬。武田薬品工業が日本導入。
完全ヒト型モノクローナル抗体で、癌細胞の自滅を誘発させるアポトーシス誘発型の作用を持つ。
今年6月に発表された、すい臓癌のフェーズⅠ臨床試験の結果は、13症例中、部分寛解2例、安定状態7例、進行4例とのことです。
フェーズⅡ臨床試験ではさらに多くの120人の患者を対象に行われ、来年に結果が報告されるということですので、非常に楽しみですね。
・「Pan Can Japan」の記事
http://pancan.jp/content/view/241/1/

 
 
「これだけ調べておけば自分が癌になった時に安心だね~」




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登録日時:2009/10/08(17:54)

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