映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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調整局面か

17日の日経平均は、10268.61(-328.72)と大幅な下げ。転換線10439を割り込んできたが、まだ基準線は9840と遥か下にあり、まだ短期でも基調が崩れたという形になっていない。ただボリンジャーはプラスσを大きく割り込み、バンドも狭まっており、MACDはシグナルを切り、RCIは天井からさげはじめているので、RCIのリズムからすると、ある程度の調整に入る可能性が大きくなっている。実のところ、窓を大きく二回開けて上昇しすぎていて頭が重くなってきていたきらいがあり、売買高も脹らんでいなかったので、ある意味では予想された調整ともいえる。値幅の上では二度目の窓を今日埋めたが、最初の窓はまだ埋めていない。窓は埋めにくるという格言に従えば、7月30日の窓の下限10165までは降りてくるのではないかと思われる。問題はその近辺で下げ止まるかどうか、ということだ。週足のほうをみると、週足ボリンジャーのプラスσは10322で、これをわずかに割ってきていて、上昇の勢いはなくなってきているが、転換線が9840、TPは9936でまだかなり下にあり、この水準を維持できれば、上昇トレンドの中のスピード調整といえる。だが、週足のRCIも下げ始めており、タイミングとしては、中期的にもお休みにはいりはじめてもおかしくはない様相である。月足は10024がボリンジャーのプラスσで、日足基準線、週足転換線が集まるこの辺が守れるかどうか、確認が必要な局面だろうか。これを割り込むと、調整が深くなる。

ダウは9135.34(-186.06)。転換線9322を大きく割り込んでいるが、基準線8765はまだ維持している。だがボリンジャーはプラスσ9353を割ってきていて、バンドも狭まってきており、RCIも下げ始め、MACDもシグナルをきってきているので、調整局面に入る可能性が高い。週足のほうは、雲の下限9005で、危うくなっているが、転換線は8762とまだかなり下。週足ボリンジャーのプラスσは9120でまだなんとか維持している状況。さらに下げて週足転換線を割り込んでくれば週足レベルでも調整にはいる可能性がでてくる。月足でも、ボリンジャーのプラスσは9022で、日足基準線、週足転換線の集まる9000ドルあたりを維持できれば、なお基調は崩れないが、割り込んでくると調整も長くなる。

ドル円は94.51。日足はついに基準線94.88を割り込んできた。ボリンジャーのTP94.78もきっているが、マイナスσ93.67の上であり、このあたりを維持していればまだレンジの通常の範囲内ともいえる。だが、RCIは下げてきて、MACDもシグナルをきっているので、少なくとも日柄としては1-2週間はさらに円高にふれても不思議ではない。週足も転換線94.88を切り、雲の下限94.97も割ったところ。ボリンジャーのマイナスσは94.20で、これを維持できなくなると、さらに円高トレンドへ大きくふれてくる可能性がでてくる。月足転換線も94.30で、これを割ると円高がすすみかねない。期待に反して三角持合を円高方向に抜けそうな気配になってきているので、要警戒だ。

アメリカの住宅市場の指標は改善されてきているものの、個人消費の落ち込みを受けて、期待先行であげてきた株式市場は日米とも調整局面入りの可能性がでてきている。どれくらいの長さ、深さになるかは分からないが、どこあたりで下げ止まるか、きちんと確認する必要があるだろう。懸念材料は、ドル円で、どちらに抜けるか注目してみていたが、期待に反して、円高に抜けそうな気配になってきている。もし円高に抜けるとすれば、こちらも底を確認する必要がでてきそうだ。最近クルーグマン氏も、金利はファンダメンタルを反映するということを改めて指摘しており、アメリカ国債の動きから見ると、やはりアメリカ経済は底打ちしていると思うので、一時的な調子で基調の転換まではいかないと期待したい。
1件のコメントがあります
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    けい777さん
    2009/8/18 07:59
    おはようございます。
    私も調整局面だとおもっています。
    そこまで詳しく、分析していませんが。すごいですね(^O^)
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