中国の１週間の動き

[yoc1234さん]

中国の１週間の動き 2009年08月09日
「 中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は、中小銀行に対し株主資本比率を12％に引き上げるよう再度求めた。中国人民銀行（中央銀行）は初めて、金融政策を微調整する姿勢を示した。中国国税総局は、不動産などの税収管理を強化するよう通達を出した。情報筋によると、中国銀行、建設銀行、工商銀行、農業銀行以上4大国有銀行の7月の新規融資額は、合わせて1700億元にとどまった。6月は4970億元。」などとされ、金融引締めが明白になった。ただ３０００ポイントでは底堅い動きになるでしょう。一時９０％も上昇した上海総合指数も一服でしょう。ただ、対円で元が切りあがっているので円建て換算の上海総合指数はドルの上昇につれ上昇するでしょう。第1回中米戦略と経済対話の合意事項に基づき、QFII（適格海外機関投資家）の認定を加速し、QFII投資限度額を300億米ドルまで増やすようだ。対中投資を増やすチャンスでしょう。秋までIPOが目白押しですが、ここまで良い結果に売出価格の２倍で当たり前、良ければ４倍とのフィーバー振りに資金は回っているようだ。また、7月の工業生産高は約11.5％増の見通し。上半期の自動車生産台数は15％増、販売台数は18％増。中国、7月の発電量は4.21％増となった。中国中央銀行は公開市場操作で2130億元を吸収（Y)


　7日の上海・深センB株市場は、大幅に続落した。朝方は前日終値付近で推移していたが、前場中ごろより中国本土A株が利益確定売りで下げ幅を広げると、B株市場でも売りの勢いが加速し、後場は一段安となり本日の安値圏で取引を終了した。個別銘柄は全面安、出来高は縮小した。


7日の大引け 終値 高値 安値 騰落幅 騰落率（％）上海総合指数 3260.69 3374.46 3244.10 −95.64 −2.85上海B株指数 210.88 219.23 209.93 −7.45 −3.41深センB株指数 537.18 559.47 534.36 −20.69 −3.71FTSE/Xinhua中国B35指数 7493.09 7813.04 7457.69 −286.33 −3.68

各指数の1日の売買代金は、上海総合指数が1896.47億元、上海B株指数は6.71億米ドル、深センB株指数は5.27億HKドル。
多くの悪材料が出た。中国建設銀行の張建国頭取は、すべての銀行融資が実体経済に流れたわけではなく、住宅価格と売上戸数が急ピッチで上がっているとしたうえで、融資の焦げ付きリスクを軽減させるため、09年7―12月の新規融資枠を約70％カットすると示した。報道によると、6月15日に桂林三金が新規株式公開（IPO）を実施した後、新興企業向け株式市場（創業板）は11月初に導入することがほぼ決まっており、海外企業の中国本土上場も2010年に実現する。さらに、中冶科工、中国中旅、中船重工など大企業もIPOを申請したという。
本日のA株は大幅に続落した。これについて上海証券の鄭偉剛アナリストは、悪材料が相次いで出たほか、利益確定売りが増えたことが相場全体の押し下げ要因になったと話す。翌週発表の中国の7月の消費者物価指数(CPI)と工業品出荷価格指数(PPI)は、08年の数字が高水準にあるため、市場では両指数の低下観測が出ており、売り急ぐ投資家が多かったという。ほとんどのセクターが下落。石油化学や石炭、金属など資源株が急落したほか、新エネルギー関連株や鋼鉄株、自動車株など人気銘柄も大幅安となった。6日に急伸した不動産株には売りが膨らんだ。銀行株や証券株、保険株など金融株は、朝高後下落した。
B株でも、地合悪化を背景に売り急ぐ動きが目立った。A株のような金融株の支えがないため、下落率はA株を上回った。
B株市場で取引された104銘柄のうち、値上がり4銘柄、値下がり99銘柄、変わらず1銘柄。

上海・深センB株はいずれも週間で反落したが、取引時間中として年初来高値を更新した。
月曜（3日）、火曜（4日）は上昇したが、水曜（5日）からはA株の軟調な推移が重しとなり調整基調に入り、金曜（7日）までの3日間は続落した。
悪材料が増え始めた。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は、中小銀行に対し株主資本比率を12％に引き上げるよう再度求めた。中国人民銀行（中央銀行）は初めて、金融政策を微調整する姿勢を示した。中国国税総局は、不動産などの税収管理を強化するよう通達を出した。情報筋によると、中国銀行、建設銀行、工商銀行、農業銀行以上4大国有銀行の7月の新規融資額は、合わせて1700億元にとどまった。6月は4970億元。上海市副市長の屠光紹氏は、上海証券取引所で海外企業による人民元建て株式の発行を許可すると示した。
幅広い銘柄が下落し、上昇したのは20銘柄にとどまった。不動産株は、政策を悪材料視した売りが広がり全面安となった。新城不動産は前週末比8.50％安、招商局地産は同7.09％安、上海金橋は同5.36％安、万科企業は同2.52％安、陸家嘴開発は同2.41％安。このところ堅調だったセクターも売られた。石炭株の伊泰コールは同5.99％安、自動車株の江鈴汽車は同6.02％安、電力株の東南発電は同4.38％安、医薬品株の一致薬業は同6.23％安。
好材料が出た銘柄は逆行高。10日付けで社名を「老鳳祥」に変更する第一鉛筆は同24.23％高、常柴は同14.78％高、新エネルギー計画発表期待で南方ガラスは同13.62％高。
29日に下落率5％を記録してからこれまでの値動きを見ると、陰線を引く売買日が増え始め、5日移動平均線が上から10日移動平均線に接近しており、デッドクロスを形成する可能性があることから、3月初めに始まった上昇基調はひとまず終わりを告げそうだ。
利益確定売りの圧力は強いが、資金の流動性は高水準を維持しているため、A株は今後広いレンジでもみ合う可能性が高い。翌週の上海総合指数は29日の安値（3174.21ポイント）を割り込む可能性もあるが、3000ポイントで買いの勢いが強まるだろう。
翌週B株も、A株に追随して下落しそうだ。
週の騰落率：
上海B株は前週末比7.73ポイント（3.54％）安、深センB株は同11.84ポイント（2.16％）安。
XFJ-LL／SN
［為替］8月7日の人民元終値　1米ドル＝6.8319元 08/07 18:33

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中国は第1回中米戦略と経済対話の合意事項に基づき、QFII（適格海外機関投資家）の認定を加速し、QFII投資限度額を300億米ドルまで増やす。新華社が伝えた。
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