るきるきさんのブログ

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日々投資090717

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本日の日本市場は小幅上昇で続伸。終日、狭いレンジの中で方向性ない動きを続けていまして、全く盛り上がらないことこの上ない状態でしたが、3連休前の手仕舞いもありますので、こんなもんかな、という感じもします。本日はSQ値でをわずかにですが超えて引けていますので、丁度、昨日の逆と言うんでしょうか、確かにこのラインの攻防が起こっていて判断が微妙ではあるのですが、チャート的には週明けに期待を残した形にはなったと思います。が、

さて、米国企業の決算は軒並み予想を超えていますので、ひとまずは過度の警戒感を和らげる内容だと言って良いでしょう。ただこれは経済が停止していた時期の反動としての数字ですので、それを考慮すれば決して良い数字ではありません。見通しについても日本も米国も「分からない」という意味ではさして変わりがないと思います。盛んにアナリスト等がコメントやレーティングなどを通して安心感を煽っている感がありますが、GEで言えば、有り体に言えば不調な売上高が実態を物語っていると言うことも出来ます。

この度の問題が金融混乱という通り、結局は金融問題が何とか解決を見いだせない限りはどうにもならないわけです。特に米国にしてみれば経済の回復には個人消費の回復が必要なわけですが、この「個人消費」と言うものについても、米国の場合、車も住宅も「ローンで買う」社会ですから、日本の構造と根本的に違うわけです。給料が上がれば個人消費が進むという単純な構造が当てはまりませんので、(あり得ないことではありますけれども)金融以外の企業業績が上がり、労働条件が改善されても個人消費は回復しません。

で、問題の米金融機関の決算ですが、これについては想定以上の言うことは出来ます。ただし、それが=回復を示唆するものではないと言えると思います。例えば、シティの中間決算は300億ドルの収入ということですが、シティが抱えてるであろう(時価会計で隠されているであろう)負債や新たな資産劣化の度合いを考えた場合、300億ドル程度の、しかも「収入」ではどうにもならないというのが実情ではないでしょうか。もちろん、CITの問題もありますけれども、これではいくらアナリスト等が煽ってもさっぱり安心できないというのが、今日のダウの軟調さに結びついている面はあると思います。

市場予測よりも良くて、こんなことを言うのも何なんですけれども、米金融機関がこの程度であるということは日本の金融機関も推して知るべしです。「底打ち」「底打ち」と言う声が随分聞かれるようになりましたが、冷静に分析すれば、「むしろ台風の目に入ったというだけなんでね?」と個人的には懸念しています。

ともあれ短期的に見れば、先日も書きましたが9700円くらいまでの上昇もあり得るかと思いますし、明らかに高値の銘柄と安値の銘柄のホールドはおいといて、このあたりは細かく、せこく、こすく利潤を積み上げる方が無難なのではないでしょうか。

そんなわけで来週も頑張りましょう♪
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