るきるきさんのブログ

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日々投資090702

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本日の日本市場は前場は底堅い動きを続けていましたが、後場じり安で結局-63円で引けることになりました。今日の場合は、米国で雇用統計の発表がありましたので手控え感ということでしょう。商いも非常に低く、日立の報道の関連で値を飛ばしている銘柄もありましたが、総じて強弱マチマチというところであったと思います。

さて、その雇用統計ですが市場予測を大幅に下ブレしたことが原因で、現在、大幅安になっています。失業率に関しては欧州でも深刻な問題になっており、この件は尾を引く可能性があると見た方が無難でしょう。結局、経済の底打ちが見られるという段階では雇用情勢の改善が難しいですので、ここ数ヶ月を大まかに考えれば、回復期待を織り込んできた分の剥奪が起きると考えた方が無難ではあると思います。少なくとも、現状での各経済指数の意味するところは、繰り返しで恐縮なのですが、急速なV字回復というのは考えにくいということであり、それを無視して上げてきた分の調整ということになると思います。

個人的な計算では、妥当な価格というのは8500-8700円程度であると思うのですが、では一気にそこまで落ちていくのかということになると、それも考えにくいことは事実です。上下を繰り返しながら、8月頃まではじり安になるのではないかとは思うので、大きく下げた場合には(もちろん銘柄によりますが)買いでも良いのでしょうが、イレギュラーとして考えられることは仕掛けと個人資金の投げですので、下げ止まりをきちんと確認してからの方が良いと思います。特に高値で保有している主体は個人資金だと考えられます。

このままダウが大幅下落で推移すれば、明日の寄り付きは大きく売られて始まるでしょうが、まだまだ買い気が残る場面での急落ですのである程度戻る可能性も多分にあるのですが、もし、週明けにも(特にダウの)軟調さが継続するようであれば、個人資金がどこまで含み損に耐えられるかを考えなければならないでしょう。例えばですが、日経が9500円まで下ブレしたと想定した場合、下落率は約4%弱ですから、特に高値掴みをしていると思われる、急速に伸びてきた銘柄などについては10%を超えるものも少なくないと考えられます。テクニカル的に判断すれば、恐らく9500円のラインは堅いと思われますが、「投げライン」と「市場心理の悪化」を想定すれば、実際に下げ止まるかを確認できなければ新規買いには(まあ売りもですが)リスクを生じるように思います。

もちろん、週明けに呆気なく大きく反発する可能性もないではないですが、これは可能性が非常に微妙ですから、平たく言えば、明日買っても良いのは、底値圏・割安な業績の良い内需銘柄ということになると思います。もっとも、材料株に関して言えばデイトレ的には妙味があるかもしれません。売りを持っているのであれば、ホールドまたは両建ても可ではあるでしょう。

今回の下落に関しては、どこで下げ止まるかの判断が厄介ですが、ようやく読みやすい展開にはなりました。さて、本気で次の手を考えねば(もう少し底堅さが続くと考えていたので、実は何も考えていないのです<汗)。
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