ユリウスさんのブログ

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高槻市新人卓球大会に出場

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 「第112回高槻市新人卓球大会」に出場した。主催は財団法人高槻市体育協会と高槻卓球連盟ということでしたが、後で述べるような事情で㈶高槻市体育協会は破産手続き中のため、主催は高槻市卓球連盟でした。



 還暦を越えた者が新人とはおかしいかも知れませんが、卓球を始めて3年未満なのでまぁよろしかろうということでした。要するに各種の卓球大会で大した経歴がなければいいということ。

 出場者は男女(高校生~一般)合わせて200名ぐらい。男女別にそれぞれ1部、2部に分かれて対戦した。翔年は一般男子2部です。囲碁の大会では強さの尺度として段や級があるので、主催者がクラス分けするのは比較的簡単だけど、卓球はどうするのだろうと見ていたら、うまい運営をしていました。

 それは最初、3ないし4名で予選リーグを行わせる。そこを1位通過者は1位トーナメントへ、2位通過者は2位トーナメントへ、3、4位通過者は3,4位トーナメントへそれぞれ進む。これできれいに実力相応のクラスのトーナメント戦ができあがり、それぞれが自分の卓球を楽しむことができるいうわけです。




 翔年は予選リーグを1勝1敗の2位で通過したので、2位トーナメントに進んだ。そのトーナメントの1回戦と2回戦をどうにかものにしたが、3回戦では惨敗した。
 結局、大会の成績は3勝2敗、思ったよりも楽しめた。


 卓球大会のことよりも主催者だったはずの㈶高槻市体育協会の破産手続きは深刻だ。新聞報道などで、ご存知の方も多いと思いますが、書かずにはいられません。

㈶高槻市体育協会とは市民の体位向上と正しいスポーツの普及を通じ、併せてスポーツ精神の高揚を図り、青少年の健全育成と生涯スポーツの振興及び体育全般の発展に寄与することを目的とした法人でした。

 それが予測不可能な不幸なできごとにより、破産せざるをえなくなりました。
6月2日の産経ニュースによります。

 大阪府高槻市で平成8年、サッカー大会の試合中に落雷の直撃を受けて重い障害を負った高知市の北村光寿さん=当時(16)=に対する賠償金が支払えないとして、大会を主催していた財団法人高槻市体育協会は2日、破産申し立てを行う方針を明らかにした。今月上旬にも手続きを開始する。竹本寿雄会長は「資金調達できず破産しかない」と説明、資産を整理して、約5000万円を賠償金に充てるという。
 体育協会によると、私立土佐高校に在学していた北村さんは平成8年8月13日、同協会主催のサッカー大会に参加。試合中に落雷を受け、両目失明や下半身不随などの重い障害を負った。北村さん側は、損害賠償を求めて同校と同協会を提訴。1、2審は敗訴したが、18年3月に最高裁が「教諭は落雷を予見できた」として審理を高松高裁に差し戻し、高松高裁は20年9月、同協会などに約3億円の支払いを命じた。
 竹本会長によると、同協会では同12月に保険金や基本財産などを使って約8000万円を賠償。残金には、土佐高が5月29日までに協会分約8000万円や事故から判決確定までの間の金利を含む約4億2000万円を支払った。同日、土佐高から約8000万円の支払いを求める方針を示されたという。
 同協会では市に補助を申し込んだが断られ、北村さんにも債務免除を拒否された。また、公益法人法により利益行為はできないことなどから、賠償金の調達が不可能と判断。22日に開かれた理事会で全会一致で破産手続きにはいることを決めた。竹本会長は「できうる限りの償いをするため、やむを得ない判断」としている。
→ 翔年は本件の最高裁の判決と高松高裁の判決には承服できないものを感じます。世論がこのような訴訟について、何の反応も示さないことが不満です。この種の訴訟がある度に、善意のボランティア活動や子供会活動などが危機に曝される。そして社会にとっていい組織が萎縮していく。法の運用を誤るとこの世に事なかれ主義がはびこる。今回の判決が、この種の訴訟頻発の引き金になるのではないかと危惧しています。
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