映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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NY反発だがまだ買い戻し

2月3日の日経平均は7825.51(-48.47)。日銀が銀行の保有株式を買い上げるという報道で、一時あがったが結局もとの木阿弥となってやや下げた。 転換線7988を回復しようとして失敗し。上髭を長くつけてしまった形。上値の重さがはっきりしてしまった。日足のRCI週足RCIも下げ基調で、下降の圧力はまだ強いようだ。1月26日の安値7671を依然として試す展開。

3日のNYダウは8078.36(+141.53)と反発。17日までに再建計画を出すことになっているビッグスリーの自動車の販売は、去年以上の落ち込みを示しているものの、住宅指標に明るさがみえるとともに、住宅ローン支援策の報道が流れるとともに、メルクなどヘルスケアが買われてきた。好材料を探し、悪材料にはうたれづよくなっていくことが期待される。もっとも転換線8136も回復しておらず、まだ買いもどしているにすぎない。トレンド系指標はまだいずれも短期も中期も下降基調。転換のきざしはまだみえない。

アメリカが頼りにならないということで、中国株への期待が広がっているようだ。確かに上海指数をみると、日足では雲を上に抜けつつあり、MACDもプラス圏にでてきており、週足もなんとか転換線を回復、月足はまだ転換線のはるか下だが、月足RCはI明確に底入れて反発してきており、NYや東京とは違って、底入れ反発の期待がもてる形になっている。もっとも昨年からの下落率が極めて高く、上値のしこりが重圧になってくるはずであり、順調に上げ続けるというのは楽観に過ぎよう。

週末のアメリカ雇用統計は悪いに決まっており、よほど予想外の数字でなければ織り込み済みであると思われ、それより、バッドバンクによる不良債権買取が起動にのるかどうか、住宅ローンへの支援策などがどうなるかという政策への期待が市場の関心になっているのではないかと思われる。これがしっかりと固まれば、今回の問題の元凶に本格的メスが入ることになり、個別の産業については苦しい展開があっても、少なくとも回復の兆しは出てきそうに思う。税金の申告漏れで、オバマ政権の閣僚人事が滞っているようだが、こんなところで足を滑らせないでほしいものだ。
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