ユリウスさんのブログ

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ドキッチがベスト8へ -全豪テニス

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 時々、全豪テニスの熱戦をTV観戦して楽しんでいる。
 今日のエレナ・ドキッチ(オーストラリア)VS アリサ・クレイバノワ(ロシア・第29シード)の白熱した戦いは3時間2分を費やして、7-5、5-7、8-6のスコアでエレナ・ドキッチ選手がベスト8に進出した。



 お互いが気迫のこもった戦いぶりで、会場は興奮の坩堝と化した。そんな状態の観衆でも、選手がサーブの構えに入るとコート周辺はピタリと静まる。翔年は陳腐な表現ながら、この水を打ったような静寂が好きだ。ここが野球などはちがうところ。プロ野球でも、高校野球でも、応援の太鼓や笛の音はうるさくなり続ける。声援の中には明らかに選手の集中力を乱そうと意図するのもあるが、これを咎める人はいない。テニスでは考えられない。静かにした方が選手も観客も試合に集中できるのは間違いないのだから。

 今日のオーストラリアの観衆は興奮が高まりすぎて、時に静粛になるのがワンテンポ遅れがちだった。その都度、主審から「静粛に」の注意を受けた。(このあたりのマナーはイギリスのウインブルドンの方がずっと上)
 今日の対戦では、ドキッチが若いときに内戦を逃れてオーストラリアに移住したという経緯などもあって、観衆はほとんどがドキッチを応援していたから、若いクレイバノフにとってはやや戦いにくかったと思う。

 最終セットの一番大事な場面で、ドキッチが足首をひねった。場内に何度もその時の映像がながされたが、見ているこちらの足がいたくなるほど捻っていた。翔年はこれは勝負あったと思ったが、その直後、2ゲームを連取して、勝利をもぎ取ったのには驚いた。もし、もう少し試合が長引いていれば足が持たなかったのではななかったか。

 いずれにしても、総トータルポイントが125対120と5ポイントしか違わない接戦で、希に見る好試合でした。(大満足)
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