タマニチェンコさんのブログ

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危機とお金と思考は現実化する

近頃、連日金融危機から端を発した世界的な不況のニュースが流れる。
トヨタ、スズキ、ダイハツなどの製造が軒並み生産調整に入り、失業者があふれているらしい。

とはいえ、工場が破壊されたわけでも、石油が採れなくなったわけでも、食糧が作れなくなったわけでもないのに、昨日まで作れたものが今日は作れなくなるって言うのも不思議な話だと思う。
人間の生産活動や消費活動を仲介しているのがお金で、そのお金がなくなったら、精算も消費もできなくなるってことなんだろうけど、そもそも、お金っていうのは何なんだろうか。本来は、副次的なもので、それ自体では全く役に立たない上に、最近では物質ですらないというのに。
銀行の勘定コンピュータが記憶している数字が、こっちからあっちへ飛び回っているうちに、ややこしいことになって、気づいたらなくなってしまいました(テヘ)。ってだけの話で、今までビルを建てていた人や車を作っていた人、工場で机やおもちゃを作っていた人たちには何の関係もないことなのに。

生産能力も消費能力も変わっていないのに、何が変わってしまったのだろうか。
その答えは、「信用」なのだそうだ。相手を信用するっていう気持ちがなくなっただけ。それだけで、世の中こんなに大騒ぎになっていて、世界中の人を困らせているのだという。

そう考えると、お金っていうのは、気持ちの塊で、物質と精神世界をつなぐ道具だっていうことなのかもしれない。

人間は、相手を信用する気持ちをお金を通してやり取りすることで、ビルを建てたり、車を作ったり、おもちゃを作ったりしている生き物なのかもしれない。
人間の感情の動きを無視して考えれば、金融危機なぞあろうが無かろうが、今まで通りビルを建てて働き、車に乗り、ご飯を食べて、洋服を着て、屋根の下で眠ればいいだけの話で、実際に人類にその力があったはずなのだ。なのに今じゃすっかり衰えてしまった。

不思議なかんじだ。

きっと、人類の英知はとっくの昔に物理的なファクターに左右されるフェーズを終えていて、大部分の人々は精神世界に生きているのだろう。
「ビルを建てたいけど、人数や技術が足りなくてどうしても建てられない」んじゃなくて、「ビルを建てたいけど、気持ちが乗らないから建てられない」。
つまり、「準備は整った。あとは気持ち次第」な状態で常にスタンバっているのが今の人類で、これは、「気持ち次第でどんな願望も現実化する」というナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という本の言うことに通じていると思う。
「考えただけで、願望が実現すれば苦労しないよ」っていうのが、自然な発想かもしれないけど、世界のほとんどが「信用」や「気持ち」でできているって考えると、別に考えただけで願いがかなうのも不思議なことではないのかもしれないような気もする。


ちょっと電波な感じになってしまったけど、いつだってピンチがチャンス。気持ち次第でどうとでもなるってことで、がんばっていきたいと思いました。
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