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ビッグ3救済など

最近思ったことをだらだらと書いてみたいと思います。







ビッグ3が救済・・・。





それまでの経緯を見ていきます。


新興国にお金が流れる

新興国が活性化

需要が飛躍的に拡大

環境汚染、温暖化などが深刻化

需要の急拡大により、資源の価格が高騰

新興国市場開拓が企業の生き残りに関わってきたので、日本企業も新興国に大幅に参戦

トヨタが世界一の自動車企業になるも、エコカーの開発に追われる

サブプライム問題深刻化

需要後退

資源安になる

中東の国が困る

新興国の需要も激減、景気後退か?

日本の株価激減、需要後退、リストラ始まる

アメリカも数々の救済策を出すもあまり効果なし。
ビッグ3の救済案に合意






多分こんな感じだと思います。



ここで私的に気になったことが一つ。



新興国に大量に資金を投入し、活性化させ、急発展を遂げさせた人たちがいるはずです。

彼らはそれによって得られる利益(株価上昇なり利息なり)を期待して投資したのでしょう。

見事にそれは成功し、新興国は2桁成長を続けました。



しかし、昔のイギリス、日本、今のアメリカをみれば分かるとおり、耐えきれない成長はいつかは破綻するのです。

今回、耐えられなかったのは「アメリカにおける低所得者層」でしたが、恐らくそれが来なくとも地球の再生限度を超えた成長はいつかは深刻な状態で跳ね返ってきたと思います。


株価でもそうですが、人気があって急上昇したあとは下げも急です。そういう意味では今の新興国の成長鈍化は、私的には歓迎すべきものです。(同じように日本のバブル崩壊もなるべくしてなった、バブルが崩壊しなければもっと悲惨な結末を辿っていたかもしれないと思います)


この考え方は企業が競って成長を続ける姿を否定している部分があります。
100の需要があって100製造できる施設があるのに、「持続可能な成長のために」50しか製造しない企業はないと思います。もしあったとしても、他の企業が100製造できると申し出て、得意先を取られる危険が生じます。



つまり、競争原理を放置することで、いつかは供給が需要に追いつき、過剰な供給を何らかの部分が支えられなくなり、それが連鎖上に起因して経済を破綻に追い込むという考えです、


だからといって企業の競争を規制することは難しく、政府介入は出来ないと思われるので、結局のところ、今回のような深刻な不景気は来るべくしてきたのだと思います。

しかも、年率10%近いローンを組まされた低所得者層の金が新興国の発展に流れた部分もあるようで、まさに「いきすぎた成長」だったのではないでしょうか。



しかしここで一つ疑問に思うことがあります。

100%ではないにしろ、今回の経済崩壊はいつかは訪れるということを知っていた人物がいたとしてもおかしくはありません。
その人物は急激な成長を意図的に仕向け、その反動がいつ来るか分からないが、いつかは訪れることを(過去の経験から)知っているのです。



その兆候が訪れたときに、大量の空売りを仕掛けます。
すると本来、緩やかな株価上昇下落では稼げなかったような金額を急上昇と急落により、得ることが出来るのです。





さて、それが可能だったのは誰なのか?
普通ならば巨大なビッグマネーを操る金融関連が思いつきそうですが、今回の件で大損している金融会社が大半なので、すべてが該当しているとは思えません。


基本的には、いるとすれば今回のサブプライム問題で損失の少なかった「GS」のような会社、もしくは機関投資家あたりだと思います。

いずれにせよ新興国に資金を流入、発展させ、頃合いを見計らって大量の空売りをした人物がいてもおかしくはありません。



かれらが儲けたということは誰かが損をしています。





それはアメリカの低所得者しかり、
政府、ひいては国民(しかも世界規模)全員
でしょう。




救済案が出れば出るほど、国民が負担を強いられ、その強いられた負担分を新興国の発展と一部の仕掛け人が吸収したとみることが出来るのではないでしょうか。


ビッグ3は実は被害者でしょう。

需要があればそれに見合う供給をするのは、企業として当然の行動で、それによって生じる将来の崩壊が待っているとしても突き進むしかないのです。それ(供給)をしなければ筆頭株主からトップの座を剥奪されても文句は言えません。



そういう意味では仕方がないことですが、実は日本も同じような境遇だったりすると思います。


新興国での需要を企業が放置することは、企業の生命線に関わる重大な事態に発展するので、企業は新興国に進出しなければならなかったのです。


すると、新興国との繋がり、つまり外国との貿易が活発になり、その分以前にも増して諸外国の景気に左右されるようになりました。

そこでの崩壊。



中国や日本に問題点がなくともその影響の度合いは今回の各企業における大幅リストラを見れば分かると思います。


特にものづくりが盛んな日本において中国の需要後退は、生命線を断たれたようなものだと思います。




まぁ、ここまで書いておいてアレなのですが、ビッグ3救済で株価上昇しましたね。


その上昇分は国民の血税による上昇ですから、後で何かしらの反動はあると思います。
とはいえ好景気時に少しづつ回収していくのでしょうけどね。



以上です。
変なお話でした。



例えば銀行に200万入れておけば200万の価値は変わらない!


まぁ確かにそうですね。
しかし消費税10%になったら、200万の価値の買い物はできませんね。


こうやって200万の価値を目減りさせることで、将来、国は国民からお金を取って今回のピンチを乗り切るつもりです。

・・・国が悪いんじゃないので非難は出来ませんけど。


追記:
ビッグ3救済は確定してなかったわけですね。
まぁ別にビッグ3が救済されずとも困ることはないので別にかまわないです。
それにしてもアメリカ政府自体で意見が分かれているようですね。今の日本を見れば分かるとおり、政府内の混乱はあまりいいものとは思えませんが。

私的にはオバマさんよりもバーナンキさんのほうが遥かに優秀だと思っているので、バーナンキさんが「救済していいよ!」といったら私も賛成することにします。
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