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週末まとめ -11/29/2008-

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★アメリカ
週間では、ダウは+9.7%、ナスダック指数は+10.9%、S&P500は+12.0%でした。ダウは月曜は+396ドル、火曜は+36ドル、水曜は+247ドル、木曜は休場で、金曜は+102ドルと連騰しました。先週金曜から5連騰で、ダウの5連騰は2007年の7月以来、5日間の上昇率は1932年以降で最大となりました。シティグループの救済、Fedの新たな金融対策、オバマ次期大統領の経済チーム発表など、政府や金融当局からの対策発表が相次いだことが好感された形となりましたが、おそらく需給がよくなった最大の要因は、ファンド勢の解約期限を過ぎたことで売り圧力が小さくなったことでしょう。売り板が薄い中をスルスルと上がっていった感じで、出来高も少なかったです。11月最終週から需給が良くなる・・・アノマリー通りの動きでした。

23日の夜にシティグループの救済が発表されました。政府が優先株取得の形で200億ドルの資本注入を行うのに加えて、シティの保有する3060億ドルの高リスク資産の損失を政府とFedが引き受ける形でシティの経営を支援します。3060億ドルの高リスク資産に損失が発生した場合、290億ドルまではシティが負担し、それ以上の損失については損失額の10%をシティが負担し、90%を政府とFedが負担。政府の負担は、財務省が最大50億ドル、FDICが最大100億ドルで、これを超える分はFedが負担します。

フレディマック、ファニーメイやAIGの救済では、既存株主価値が大幅に希釈化されたのに対して、今回のシティグループの救済方法では、資本注入も行うが保有資産から発生する損失も直接政府が引き受けることで、既存株主価値が大幅には損なわれない形になりました。そのため先週末には3ドル台まで下がったシティの株価は、一週間で+120%の大幅反発となりました。今までと違った方法で救済したのは、仮に既存株主価値を大幅に損なう形でシティを救済しても、大幅希釈化懸念で、バンカメやJPモルガンの株価も大幅に下落し、同様の救済に追い込まれることを防ぎたかったのでしょうか。理由はよくわかりませんが、株式市場側から見れば効果的な対応だったように見えます。その分、政府とFedのリスクが増大しているので、ゆくゆくはドルと米国債の信認問題につながりそうです。

オバマ次期大統領は、新政権で金融・経済政策を担う主要スタッフを発表しました。大統領選の勝利から一か月も経たずに発表するのは、異例の早さです。それだけ今回の危機的状況を重くみているのでしょう。また、追加の景気対策(最大7000億ドル)の実施も示唆されました。主要スタッフは以下の通り。

・財務長官⇒ティモシー・ガイトナー氏
現NY連銀総裁。ベアスターンズやAIGの救済など、ポールソン現財務長官やバーナンキFRB議長とともに金融危機の対応に奮闘してきた。サマーズ氏が財務長官だった時に財務次官を務めた。
・国家経済会議委員長⇒ローレンズ・サマーズ氏
クリントン政権下で財務長官を務める。アジア通貨危機にも対応。
・経済諮問会議議長⇒ポール・ボルカー氏
1979年~1987年にFRB議長を務める。当時深刻だったインフレを金融引き締め策で抑制し、その後の好景気につなげた。

金融対策として、Fedが最大8000億ドル規模の新たな2つの措置を発表しました。1つめはGSEの債務とMBSの買い取りで、最大6000億ドル。長期国債利回りの低下の割に下がらなかった住宅ローン金利を下げることが期待されます。すでにある程度効果が出ていて、住宅ローン金利は下がってきています。2つめは、自動車・教育・クレジットカードなどのローンを裏付けとしたABS(資産担保証券)の保有者への融資で、枠は最大2000億ドル。ABSの新規発行を促し証券化市場の凍結を溶かすことで、それぞれのローン金利の低下を目指します。

米国債は、短期も長期も利回りの低下が著しいです。1か月、3か月ものはほぼ0%。10年債はとうとう3%割れ。短期国債の水準は、株式市場などの状況を見ると10月頃のパニック的な質への逃避とは違う感じなのですが、ゼロ金利を織り込みにいっているのでしょうか。長期国債は、不景気の長期化やデフレ懸念でしょうね。

米小売業界では、昨日のブラックフライデーを皮切りに年末商戦が始まりました。今週末の動向は年末商戦を占う上で注目されます。週明けにはいろいろと販売動向が出てくるでしょう。

米自動車メーカーは、12/2までに再建計画を提出しろと言われているので、このへんの動向も要注意ですね。


★日本
週間では、日経平均は+7.6%、TOPIXは+4.0%でした。月曜に大幅高したあとは、売り圧力が小さいなかをスルスルと上がっていく感じでした。出来高は今年最低水準まで低下しました。株価の変動率も落ち着いてきて、高止まりしていた日経平均オプションのIVも、木曜、金曜に結構下がりました。個別銘柄の動きでは、原油価格がやや上がってきたためか景気敏感株が結構強かったです。精密や電機は、円高&年末商戦が期待できないってことで弱めの動きでした。まあでも、ディフェンシブへの逃避買いが一服したりと、過度のリスク回避姿勢は和らいできた感じがします。

経済指標はよくないです。鉱工業生産は急速に落ち込み、雇用環境も良くないようです。建機の出荷が急減したり、オフィス賃料が下落したりと、景気悪化を裏付ける指標が続々と出てきていますね。ただ、株価にとって大切なのは、この先どうなるかです。

円高傾向が続いていますが、円高は日本経済にとっては辛いです。短期的には、物価が下がって消費者はほっと一息でしょうけど、長期的には企業収益が減って消費者の収入が減ってスパイラル的に貧しくなっていく可能性があります。今週は、派遣社員の雇用調整や内定取り消しのニュースも出てました。


★為替
為替市場のボラティリティもだいぶ収まってきました。円高傾向は継続。巨額の金融対策・経済対策の連発でドル不安が出てきたのか、それともレパトリが一服したのかわかりませんが、ドルがやや弱めでした。


★商品
原油価格は上昇しました。商品は全般的に下げ渋っていますね。金価格が強いのはドル不安でしょうか。バルチックドライ指数は底割れな感じです。


★今週の予定

1日(月)
 11月I●●製造業景況指数(米)
2日(火)
 米11月新車販売(米)
3日(水)
 11月ADP全国雇用者数(米)
 11月I●●非製造業景況指数(米)
 ベージュブック(米)
4日(木)
 ECB政策金利発表(欧)
 BOE政策金利発表(英)
 週間新規失業保険申請件数(米)
5日(金)
 雇用統計(米)
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登録日時:2008/11/29(15:09)

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このブログへのコメント

1~3件 / 全3件

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    2008/11/29(15:48)
    こんにちは

     単純な考えなのですが、ダウ反騰の幅の割りに、為替が円安に振れませんね。次のアメリカ反落の場面で、もう1段円高水準に座ってしまうのではと考えます。
     日本株の重さも、その辺に起因してるのかと。
     
     ボラが下がってきてますが、来週また上下に暴れそうですね。
     上下200以内の相場になってくれれば、逆を引いても死にはしませんから、エントリーする気も起きます。

     
  • 通報する

    2008/11/29(16:11)
    NGTNさん(*^o^*)コ(*^_^*)ン(*^ー^*)ニ(*^ー^*)チ(*^O^*)ワーー! ww

    すごい分析力ですね。。ww
    株ってむずかしいぃい><w
  • 通報する

    2008/11/30(14:05)
    はんちくさん
    おっしゃるとおり、ドル円は円高方向にレンジがスライドして、日経平均も上がりにくくなっていますね。ドル建てでみれば結構強いのですが・・・。今週は1ドル95円が下値になりましたが、株価反落局面でどうなるか、要注目だと思います。金利差が大幅に縮小した状況だと為替はどう動くのだろう。

    LOFTboyさん、
    相場は難しいですね。難しいからこそ、面白いです。

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