ウィルキンソンさんのブログ

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コーエーとテクモが経営統合

本日(2008年11月18日)、コーエーとテクモが、両社を参加とする共同持株会社を設立すると発表しました。

今年9月には経営統合の意向を発表していただけに驚きはないのですが、本件はいろいろと紆余曲折があったので、改めて。

2009年1月26日に開催される両社の臨時株主総会の承認を経て、同年4月1日に共同持株会社コーエーテクモホールディングスが設立されるとのこと。ちなみに、テクモ株は1株に対して新会社株0.9、コーエー1株に対して1株が新会社株に移転・交換され、両社は上場廃止となります。

テクモは『DEAD OR ALIVE』や『NINJA GAIDEN』といったアクションゲームソフトで評価が高い会社。

コーエーは、『信長の野望』や『三国志』といった戦略ゲーム、『真・三國無双』を代表とする戦略アクションゲーム、ネオロマンスシリーズなど女性向けゲーム、それに既に収益化ができているオンラインゲーム事業などを保有。また、開発に関するコスト効率は業界でも抜きんでているとの評価もある会社。

経営統合により、あまり重複のない幅広いラインナップが実現し、また、コーエーの開発コスト効率を踏襲することによる経営統合メリットは大きいと思われます。

今回の共同持株会社は年間売上高411億円超、営業利益84億円、経常利益121億円、従業員およそ1700名の新たなゲーム企業となる見込み。さらに、新会社は2011年度連結売上高700億円以上、営業利益160億円以上、経常利益210億円以上と高い成長を目指すらしい。この規模は売上高で現在の830億円のカプコンに迫り、利益面ではそれを超える規模。

はたしてこの高成長を実現できるのかは、真の意味での経営統合ができるかにかかっている気がします。





さてと、そもそも今回の件は、テクモの経営混乱により同社の株価急落や人材流出が起こったことが発端。

これを受け、スクウェア・エニックスによるテクモへのTOB提案がされたりもしました。
このTOB提案の対抗手段としてテクモが打ち出したのが、コーエーとの経営統合協議。

コーエーにとってみれば「棚ぼた」的な経営統合の印象がとても強い。
テクモにしてみれば、老舗ゲームメーカーであるタイトーまでをも傘下にしているスクウェア・エニックスの傘下に入るよりも、企業規模でより近いサイズのコーエーとの経営統合により独自路線としてのブランドを活かそうとしたのかもしれません、というのが一般的な理論。

もともとゲーム業界にいた人間からすれば、「スクウェア・エニックスではなく、コーエーを選んだ」ことではなく、「和田さんよりも襟川さんを選んだ」というように見えてしまいます。

証券会社から鳴り物入りでゲーム業界に転身しスクウェアとエニックスの合併やタイトー買収といったM&A戦略により拡大を図る和田社長と、ゲーム業界一筋でプロデューサーとしてだけではなく経営者としても評価の高い襟川最高顧問(プロデューサーとしては「シブサワコウ」です)。

お二方ともに面識のある立場からすれば、お二方ともテクモを呑み込むには十分すぎるほど魅力的な方々ですし、私が言うのもおこがましいですが優秀な経営者です。

その中でテクモは襟川さんを選びました。

それはテクモからすれば、古くからゲーム業界に身を投じ、M&A戦略から一歩距離を置き、ゲームコンテンツだけで成長を遂げててきた襟川さんに対する信頼や尊敬の表れなのかもしれません。

だらだらと長文になってしまったうえにとりとめもない文章になってしまいました。。。
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登録日時:2008/11/18(19:23)

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