5.投資のルールと目標を決める

ひとこと解説
  • 自分目標を決める(目標株価、損切株価など)
    例:利益の場合、10%上がったら利益確定
      損失の場合、10%下がったら損切
詳しく解説
 株式投資について、資産の投資方法は「投資期間」や、「投資金額」、「投資スタンス」などによって、大きく変わってきます。例えば、短期投資な値動きを狙うデイトレーダーと、退職金を運用し、しかも投資目的が配当金などを狙う長期投資とでは根本的に投資スタンスが異なってきます。その中で、必ずやっておいてほしいことは、自分目標をしっかりと立てておくことが重要となってきます。今回は長期運用を行う投資家の事例を例に投資目標の立て方について説明していきます。

 年金資産などを配当金などを目当てに運用を考えている人については、あまり短期的な値下がりを過剰に意識する必要はありません。安定銘柄と呼ばれる大型銘柄(老舗企業の株)の場合、年間20%前後の値動きで推移している場合が多いため、その半分の10%程度値下がりした場合、さらなる大きな傷を被らないためにも損切りする(損失を承知で株式を売却する)ルールを作っておく。
一方、長期運用といえども、ある程度株価が上昇したら一度利益確定のためいったん売却を行うと資金効率の観点からもよいといわれていますので、20%上昇したら売却するなどのルールを作っておくとよいでしょう。

 日本の配当利回りは2%程度ですから、その4倍にあたる8%上昇したら売却を行えば、配当利回りの4倍の利益が手に入るので4年分の利回りを手に入れたら売却するというルールでもいいかもしれません。

売却ルールの例
退職金の運用(配当金) 売却時期 理由
売却目標 8%程度上昇 一般的に日本の配当利回りは2%程度ですが、この利回りの4倍(8%)超える上昇となった場合は、資金効率の観点から売却を行った方がよいです
損切価格 10%下降 資金効率の点からも、ある一定程度値を下げた場合、苦しくても損切を行うことが大事です。損失を拡大させるとそれだけ傷が深くなり立ち直れないからです
 いまの想定はあくまでも例ですが、株式運用では多くの人が上昇下落問わず、まだ大丈夫と安易に考えてしまいせっかくの利益を確定できなかったケースや、損失を広げてしまったケースがかなりあるようです。このような事態を防止するためにも自分ルールはきちんと決めてどんなに苦しくてもルールに従い取引することが長期で資産運用していく際のコツになりますので、よく覚えておきましょう。
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