1.第2四半期連結累計期間業績予想
当第2四半期連結累計期間の業績は、金融・経済政策などを背景に円安・株高が進み、企業業績は改善されつつあります。個人消費の上昇に対する期待感はあるものの、その一方で、円安に伴う原材料価格の高騰、雇用・所得環境の低迷等、先行きに対する不透明感も依然として存在しておりました。このような中、当社はメニュー内容の充実を図るとともにお試し半額キャンペーンによる新規顧客の開拓やサービスポイントを利用した既存顧客の継続利用に取り組んでおりましたが、消費者の節約志向は強く、当社グループを取り巻く環境は引き続き厳しい状況で推移したこともあり、業績予想を下回ることになりました。
また、利益面におきましては、生産、販売体制を見直し各種施策を行ったことが効率的な生産、販売活動の実現に寄与し、コスト削減に繋がりました。しかし、今夏の猛暑、豪雨等の天候不順による生鮮野菜等の仕入価格高騰が売上原価率に影響を与えたこともあり、営業利益、経常利益、四半期純利益は前回予想を下回り、3百万円の営業損失、59百万円の経常損失、74百万円の四半期純利益になりました。
2.通期業績予想
通期の業績見通しは、第2四半期連結累計期間業績および直近の実績も踏まえ、減額修正するものであります。
3.個別の第2四半期累計期間業績および通期業績予想につきましても、連結と同様の理由によりそれぞれ修正等いたします。
対策
当社では本年9月から、お客様がご利用しやすくなるよう、週日内の祝祭日を営業日にして、土曜日を振替休日にしました。これにより、お客様に毎週月曜日からご家庭で「安全・安心」な食材を召し上がっていただけることができるようになり、利便性が増しました。また、週の初めから仕事に取り組めることで、一週間を通じて段取り良く営業活動ができることになり、週日内の祝祭日における受注内容は増加する結果になりました。引き続き、商品構成を充実させ、商品の魅力をお客様へアピールすることにより、売上高の一層の増加を図ってまいります。
また、介護食事業を専門的に施行する為に介護食運営株式会社を100%子会社として設立することになり、新たな事業として、介護施設様向けに「介護食」の販売と調理の受託をする準備に入りました。介護サービスを受けられる方々のニーズの多様化により、介護施設様のご負担は増大しております。当社は35年間培った「食」に関するノウハウを活かし、各施設様をお食事面からサポートさせていただきます。また、施設利用者様、1日の楽しみの大部分は食事をすることであります。これらの点について介護施設様や施設利用者様の当社に対する評価は高く、この度営業に着手しました。
その一方で、仕入製造部門におきましても商材を厳選すると同時に、更なる効率的なシステムの構築を促進し、安定的に利益を確保できるよう努めてまいります。