平成25年4月30日
各 位
上場会社名川崎汽船株式会社
代表者代表取締役社長 社長執行役員 朝倉 次郎
(コード番号9107)
問合せ先責任者経営企画グループ長 室崎 正浩
(TEL03-3595-5594)
業績予想との差異、営業外収益(為替差益)の計上、及び繰延税金資産の取崩し並びに剰余金の配当に関するお知らせ
平成25年1月31日に発生した平成25年3月期通期の連結業績予想と比較して、本日発表の決算において差異が生じましたのでお知らせするとともに、営業外収益(為替差益)の計上、及び繰延税金資産の取崩しにつき、お知らせいたします。

また、当社は、本日、平成25年4月30日に開催した取締役会において、平成25年3月31日を基準日とする剰余金の配当を行うことを決議いたしましたので、お知らせいたします。
● 業績予想の修正について
平成25年3月期通期連結業績予想数値の修正(平成24年4月1日~平成25年3月31日)
<平成25年3月期通期連結業績予想と実績値の差異の内容>
売上高営業利益経常利益当期純利益1株当たり当期純利益
百万円百万円百万円百万円円 銭
前回発表予想(A)1,130,00011,00016,00010,00011.31
今回修正予想(B)1,134,77114,88628,58910,66912.07
増減額(B-A)4,7713,88612,589669
増減率(%)0.435.378.76.7
(ご参考)前期実績
(平成24年3月期)
972,310△40,563△48,955△41,351△54.14
修正の理由
<平成25年3月期通期連結業績予想と実績値との差異の理由>
連結営業利益は、コンテナ船事業における旧正月明けの荷動き回復の遅れ、ドライバルク事業における大型船を中心と
した市況低迷の長期化などの収益悪化要因がありましたが、円高是正の動きが想定以上に進行したことによりドル建て収入の円換算額が改善した影響が大きく前回発表予想を上回りました。連結経常利益の改善は、主に、後述する為替差益の計上によるものです。
連結当期純利益につきましては、連結経常利益の改善はあったものの、後述の通り繰延税金資産の一部を取崩したことにより法人税等調整が増加したため、前回発表並みの実績となりました。

<営業外収益(為替差益)の計上>
平成25年3月期第3四半期累計期間(平成24年4月1日~平成24年12月31日)において、3,032百万円の為替差益を営業外収益計上しておりましたが、為替相場の変動により、平成25年3月期第4四半期会計期間(平成25年1月1日~平成25年3月31日)では、15,612百万円の為替差益が発生いたしました。これにより、平成25年3月期通期(平成24年4月1日~平成25年3月31日)においては、18,644百万円の為替差益を営業外収益に計上しております。
なお、当該為替差益は、主として、平成25年3月期末日の為替レートを適用することにて発生した外貨建債権債務(海外連結子会社が保有する非決算通貨建借入を含む)の為替評価替等によるものです。

<繰延税金資産の取崩しについて>
次期以降の業績予想を踏まえ繰延税金資産の回収可能性について検討したところ、拡充トン数税制に関する改正税法案が平成25年3月29日に成立したこともあり、当第4四半期会計期間において繰延税金資産の一部を取り崩すこととし、12,571百万円を法人税等調整額に計上しております。
● 配当予想の修正について
年間配当金
第1四半期末第2四半期末第3四半期末期末合計
円 銭円 銭円 銭円 銭円 銭
前回予想 
(平成25年1月31日発表)
今回修正予想2.502.50
当期実績0.00
前期実績
(平成24年3月期)
0.000.000.00
修正の理由
当社は持続的成長のための設備投資等への充当や、企業体質の充実・強化のために必要な内部留保の確保等を勘案しつつ、株主の皆様への利益還元を最大化することを重要課題と位置づけています。つきましては、平成25年3月期の期末配当を一株あたり2円50銭といたします。
なお、本件は平成25年6月25日開催予定の当社第145期定時株主総会の決議を経て、実施いたします。
以 上