当第2四半期累計期間では、中国をはじめとする新興市場での景気減速懸念が続き、国内の震災復興需要も力強さに欠けたため、全体的に厳しい景況が続きました。そうした中で、当社グループの関係業界では震災以降に様々な事業環境の変化が生まれ始め、当社グループの販売製商品に対する需要構造にも当初の予想以上に変化が出始めて、製商品ごとの販売の濃淡が強まりました。中でも、スマートフォンやエコカーといった新たな市場ニーズの拡がりが堅調に推移して関連する高機能材料の販売が伸張したことなどを受け、当社グループの販売に占める自社製品のウェートが相対的に高まってきました。また、食品材料の販売では、天然素材が世界的な需要逼迫の状況にあったため、当社の販売でも増収効果をもたらしました。
そのため、当第2四半期累計期間の連結及び個別の業績は、売上高は予想数値を若干上回る程度の見込みでありますが、利益面では、子会社ソマテック株式会社における初期投資の影響などを基に当初予想した赤字幅が改善される見込みであります。こうした状況を踏まえ、当第2四半期累計期間の連結及び個別の業績を上記の通り修正いたします。
なお、年度後半の業績予想につきましては、新興国や欧米での景気減速が一段と鮮明化して当社グループの業績を下押しすることが予想されますが、第2四半期での業績見込みを織り込んで、通期の連結及び個別の業績予想につきましても上記の通り修正いたします。
※上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、不確定な要素を含んでおります。従いまして実際の業績等は、今後の様々な要因により異なる結果となる可能性があります。