当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の金融緩和策や経済政策を背景に景気回復に向けた一定の動きが見られました。
しかしながら、消費税増税による将来的な影響や所得環境の不安、電気料金の他、食品や日用品の値上げ、新興国経済の成長鈍化や欧州経済低迷の長期化などが懸念され、先行き不透明な状況のまま推移いたしました。
このような状況のなか、当社グループは「フィルミックス」シリーズによる多角的に市場をつかむ活動を継続中であり、食品分野での手詰め需要から自動給袋機向け需要への対応拡大や、非食品分野である医療用、産業用向けでの、新たな需要を掘り起こす活動で販売の拡大に努めてまいりました。
しかしながら、今期注力しております5層三方袋(SBN)規格や深絞り用フィルムの拡販が当初見込の売上高の確保までに至らなかったため、売上高は期初予想を下回りました。
その結果、利益につきましては、売上が予想に届かなかったことと原材料価格高騰の一部が販売価格へ転嫁出来なかったことが影響し、営業利益、経常利益及び四半期純利益がそれぞれ予想を下回りました。
通期予想につきましては、第2四半期累計期間の予想と実績との差異が生じ、通期に影響すると見込んだため修正することと致しました。
なお、個別業績予想についても、連結業績予想と同様の理由により修正することと致しました。