国内においては、男子・女子のプロゴルフツアーともに新たな若手スター候補の台頭により、ゴルフ人気は高まりを見せております。しかし、ゴルフ用品市場における高価格製品の価格競争の激化等により、業界全体としては厳しい状況が続いております。
米国においては景気回復の兆しは見えているものの、価格競争の激化は国内市場よりも進んでおり、高価格帯のゴルフクラブの販売環境が良くなっている状況ではありません。
このような市場環境の中、当社オリジナルである自社ブランド「TourAD」2013年モデルの「GTシリーズ」が、国内プロゴルフトーナメントにおける使用率の向上に貢献した事により、各クラブメーカーでのカスタム採用における受注が順調に推移し売上を伸ばす事が出来ました。
また、下期におきましては、自社ブランド「TourAD」2014年モデルの「MTシリーズ」を発売いたしました。「MTシリーズ」におきましては、プロゴルファーへのプロモーションを強化した事が奏功し、男子・女子のプロゴルファーによる使用が増加したことに加えて、ゴルフシーズン終盤におきまして活躍した選手がいたこともあり、各クラブメーカーからのカスタム採用における受注が堅調に推移し売上増加に繋がりました。
米国市場におきましては、販売拡大のため知名度の向上や受注の拡大を図った事が奏功し、「TourAD」の「DIシリーズ」・「BBシリーズ」を中心に自社ブランドシャフトの販売数量が徐々に増加するとともに、OEM製品の受注も拡大しました。加えて、円安効果による為替差益も発生いたしました。
上記の結果、通期業績予想の売上高につきましては4,523百万円(173百万円増)に修正します。各段階利益に関しましても、営業利益1,249百万円(99百万円増)、経常利益1,358百万円(238百万円増)、当期純利益1,161百万円(131百万円増)に修正します。
(注)業績予想につきましては、現時点で想定できる情報に基づき判断したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により異なる可能性があります。