<売上高>
再生医療支援事業におきましては、当期上半期の好調な販売状況を下半期も維持することができ、期初予想(70百万円)を上回る89百万円の売上高を計上する見込みとなりました。
細胞シート再生医療事業におきましては、欧州角膜再生上皮シート開発計画見直しの一環として実施したGENESIS Pharma SAとの販売提携契約の解消に伴い、契約締結時(平成19年)に受領していた一時金16百万円を売上高として計上いたしました。
一方で、当社は当期および来期における細胞シート再生医療事業提携の実現を計画しており、当期の業績予想において事業提携一時金収入350百万円を織り込んでおりました。また、当期に平成24年12月期受領済みのEmmaus Medical社「米国における角膜再生上皮シート共同開発・事業化」契約一時金150万米ドル(110百万円)の収益計上を計画しておりました。しかしながら、事業提携につきましては、特定の相手方と具体的な交渉を進めておりますが、当期中に正式契約締結に至らず期をまたいで交渉を継続する見込みとなりました。また、Emmaus Medical社契約一時金の収益計上につきましても、既存契約見直し交渉を進めておりますが、やはり期をまたいで交渉を継続する見込みとなりました。これらの結果として、当期売上高は上表の通り期初予想を下回る見込みとなりました。
<営業利益・経常利益・当期純利益>
支出面につきましては、全社的な支出抑制の実施によって期初予想よりも少ない支出額で落ち着く見込みとなりました。ただし、上述の通り細胞シート再生医療事業の売上高が期初予想よりも少ない金額となる見込みとなったことから、各利益額が期初予想を下回る見込みとなりました。