平成25年11月14日
各 位
上場会社名プレシジョン・システム・サイエンス株式会社
代表者代表取締役社長 田島 秀二
(コード番号7707)
問合せ先責任者常務取締役経営統括本部長 秋本 淳
(TEL047-303-4800)
業績予想の修正に関するお知らせ
最近の業績動向を踏まえ、平成25年8月9日に公表した業績予想を下記の通り修正いたします。
● 業績予想の修正について
平成26年6月期第2四半期(累計)連結業績予想数値の修正(平成25年7月1日~平成25年12月31日)
売上高営業利益経常利益四半期純利益1株当たり四半期純利益
百万円百万円百万円百万円円 銭
前回発表予想(A)2,111521,33214,595.66
今回修正予想(B)1,900△220△1851,24013,587.55
増減額(B-A)△211△225△187△92
増減率(%)△10.0△6.9
(ご参考)前期第2四半期実績
(平成25年6月期第2四半期)
1,947△121△86△154△1,693.03
平成26年6月期通期連結業績予想数値の修正(平成25年7月1日~平成26年6月30日)
売上高営業利益経常利益当期純利益1株当たり当期純利益
百万円百万円百万円百万円円 銭
前回発表予想(A)4,57341341,34273.53
今回修正予想(B)4,360△250△2251,20065.75
増減額(B-A)△213△291△259△142
増減率(%)△4.7△10.6
(ご参考)前期実績
(平成25年6月期)
4,029△126△701,01411,115.34
修正の理由
(1)売上高の修正理由
 DNA自動抽出装置を中心としたラボ(研究室)自動化装置および試薬・消耗品などの当社主要事業の既存製品に関しては、OEM先別に好不調はあるものの、全体としては当初予想の範囲内で推移しております。
 一方で、アボットグループ向けの臨床診断用の検体前処理装置やエリテックグループ向けの全自動遺伝子診断装置「geneLEAD」など、開発案件の売上高について、第2四半期(累計)連結業績予想で約100百万円の未達となる見通しです。ただし、これは開発進捗に伴う一部の納期が下期へずれ込むものであり、通期では解消される見通しであります。
 その他、昨年から当社子会社となった製造工場であるエヌピーエス株式会社は、当社以外からの受託製造事業を実施しておりますが、当該事業に関して、見込んでいた新規案件の進捗が遅れている上、既存製品の売上減少もあり、当第2四半期(累計)連結業績予想の売上高で約100百万円の未達になる見通しとなりました。そのため、通期連結業績予想の見直しも行い、約200百万円の下方修正といたしました。
 以上の経緯により、売上高に関して、第2四半期(累計)連結業績予想を1,900百万円(当初予想比△211百万円)に修正し、通期連結業績予想についても4,360百万円(当初予想比△213百万円)に修正いたしました。

(2)利益の修正理由
 上記の売上予想の下方修正に伴い売上総利益が減少する他、開発案件については予想以上のコスト負担が発生する見通しとなり、全体の売上総利益率の予想を引き下げました。この結果、売上総利益に関して、第2四半期(累計)連結業績予想を660百万円(当初予想比△95百万円)に修正し、通期連結業績予想についても1,510百万円(当初予想比△143百万円)に修正いたしました。
 また、販売費及び一般管理費に関して、当連結会計年度は、今後の事業展開に備えた人員増加や開発費や特許関連費用の増加を見込み、前連結会計年度実績から約100百万円の増加を予想しておりました。主に、下期からの増加見込みとしておりましたが、様々な活動費の増加により、既に第1四半期連結累計期間より大きく増加しております。今後も同様の推移が予想されるため、見直しを実施し、販売費及び一般管理費に関して、第2四半期(累計)連結業績予想を880百万円(当初予想比+130百万円)に修正し、通期連結業績予想についても1,760百万円(当初予想比+150百万円)に修正いたしました。
 以上の経緯により、営業利益に関して、第2四半期(累計)連結業績予想を△220百万円(当初予想比△225百万円)に修正し、通期連結業績予想についても△250百万円(当初予想比△291百万円)に修正いたしました。
 その他、上記修正による影響に加え、第1四半期連結累計期間に発生している営業外損益や特別損益等を考慮し、経常利益及び当期純利益を修正いたしました。
 なお、第1四半期連結累計期間の為替の平均レートは、1ドル=98.96円、1ユーロ=131.07円となっており、第2四半期以降も同様の水準を適用し、予想を算出いたしました。

(3)今後の見通しについて
 現在、開発を進めているアボットグループ向けの臨床診断用の検体前処理装置やエリテックグループ向けの全自動遺伝子診断装置「geneLEAD」などを中心として、下期以降に開発案件としての売上増加を目論んでおります。また、これらの製品は、来年度には完成品としての量産出荷が期待できる上、geneLEADに搭載されるDNA抽出試薬を中心とした本格的な試薬事業への進出も予定しております。
 残念ながら、通期連結業績予想は営業赤字の見通しとなりましたが、当社グループにとって、当連結会計年度は、業績の飛躍に向けた正念場であると考えており、有価証券売却益で得た潤沢な手元資金を活用し、来期につなげたいと考えております。


※業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

                                                                          
以 上