(連結)
1.売上高
当社グループの99.6%を占める医薬品等卸売事業において、計画に対し6億57百万円減少したため、売上高は280億92百万円(前回予想比2.3%減)となる見込みであります。その理由は以下のとおりであります。
(医療用医薬品)
平成22年4月に施行された薬価基準改定(平均5.75%引下げ(長期収載品の追加引下げを含め平均6.5%引下げ))の影響や、診療報酬改定(ジェネリック(後発品)の量的な使用促進制度の施行)による長期収載品の市場の縮小等により、計画に対し4億93百万円減少しました。
(一般用医薬品)
一般薬局の閉店の増加等により、計画に対し90百万円減少しました。
(医療器械・用具、試薬)
新規の大型医療器械の販売が予測ほど増加しなかったことにより、計画に対し70百万円減少しました。
なお、前年同四半期に対しては、10億87百万円増(前年同四半期比4.0%増)の増収となる見込みであります。
2.営業利益、経常利益、四半期純利益
営業利益については、木目細かな価格管理とフィービジネスへの取組を強化したことにより、売上総利益率は計画に対し0.1ポイント改善しましたが、売上高の未達により、同額が計画に対し9百万円減少したことに加え、車両費及び役員退職金等の増加により、販売費及び一般管理費額が計画に対し61百万円増加したこととにより、営業利益は64百万円(前回予想比52.2%減)となる見込みであります。
経常利益については、受取配当金の増加等により、営業外収支は計画に対し27百万円増加しましたが、営業利益の減少により、2億4百万円(前回予想比17.7%減)となる見込みであり、四半期純利益については、株式市場の低迷により、投資有価証券評価損を特別損失(26百万円)に計上したこともあり、73百万円(前回予想比48.2%減)となる見込みであります。
なお、前年同四半期に対しては、営業利益は9百万円増(前年同四半期比16.4%増)、経常利益は40百万円増(前年同四半期比24.4%増)の増益となる見込みであります。しかしながら、四半期純利益については、投資有価証券評価損を特別損失(26百万円)に計上したこともあり、15百万円減(前年同四半期比17.0%減)の減益となる見込であります。
(個別)
当社グループは、事業の種類として「医薬品等卸売事業」、「ゴルフ場関連事業」及び「その他事業」に区分しておりますが、全セグメントの売上高の合計、営業利益及び全セグメントの資産の金額に占める「医薬品等卸売事業」の割合がいずれも90%を超えており、連結・個別とも修正の理由は同じであります。
※通期の業績予想につきましては、変更はありません。