1.特別損失発生の理由
コンテンツ事業において事業化を目指しておりましたウエブサイトを利用してのビジネス構築に伴うシステム開発費用等につきまして、システム開発工程の精査やビジネススキームの見直しを行い将来の回収可能性を再検討した結果、65百万円の減損損失が発生いたします。
2.通期業績予想修正の理由
(1)売上高
コンテンツ事業につきましては、当初見込んでいた版権仲介事業が権利者サイドと条件面等で折り合いが合わず売上獲得が困難な状況となったこと、また版権仲介ビジネスの一環である映像コンテンツの企画及び制作等において売上計上が翌期にずれ込んだこと等が大きな要因となり当初予想値600百万円から42.0%減の347百万円となる見込みです。アミューズメント事業につきましては、アミューズメント施設用メダルゲーム機への転用事業において期末に見込んでいたビックタイトルの発売が翌期に変更になったこと、また海外市場向け日本製アミューズメントマシン販売事業が昨今のわが国をとりまく国際情勢の変化等に影響をうけ大幅なスケジュールの変更をよぎなくされ当期の事業化に至らなかったこと等が大きな要因となり当初予想値1,390百万円から26.2%減の1,025百万円となる見込みです。コンサルティング事業につきましてはアミューズメント施設に対するコンサルティングフィー獲得を中心に若干の増収となり当初予想値10百万円から80.6%増の18百万円となる見込みです。
以上により当社全体の売上高といたしましては、当初予想2,000百万円から△30.4%減の1,391百万円となる見込みです。
(2)営業利益、経常利益及び当期純利益
営業利益につきましては、コンテンツ事業では、売上高減少に加え販売費及び一般管理費についてシステム検証のための外注費が増加し、当初予想値80百万円より148.7%減の△38百万円となり大幅な減益となる見込みです。アミューズメント事業につきましては、売上高減少により当初予想値160百万円より△72.8%減の43百万円となる見込みです。コンサルティング事業につきましては、売上高において若干の増収となりましたが、出張費等販売費及び一般管理費の増加により、当初予想値△40百万円より△4.5%減の△41百万円となる見込みです。総務部門等管理部門に係る間接経費につきましては経費削減の効果もあり当初予想190百万円から1.6%減の186百万円となる見込みです。
その結果、当社全体といたしましては営業利益・経常利益につきましてはそれぞれ当初予想10百万円の営業利益から224百万円の営業損失へ、経常利益につきましては当初予想10百万円の経常利益から223百万円の経常損失へとなる見込みです。当期純利益につきましては本社賃料値下げ等契約見直しによる事務所家賃戻入額18百万円の特別利益計上があった一方で、コンテンツ事業におけるシステム開発費用等につきまして、将来の回収可能性を再検討した結果、65百万円の減損損失の計上により当初予想29百万円の当期純利益より271百万円の当期純損失になる見込みです。
以上により、当社全体の当会計期間の業績の予想といたしましては、売上高1,391百万円、営業損失224百万円、経常損失223百万円、当期純損失271百万円へそれぞれ下方修正いたします。
※上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、状況の変化等により、上記予想数値と異なる場合があります。