第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は通信インフラ向けのPLDや特定用途IC、医療機器や産業機器向けのPLDやアナログIC、メモリ等が堅調に推移したことにより、前回発表予想を若干上回って推移いたしました。営業利益につきましては、ドル円相場が円安基調に推移したことにより一部の製品において原価が押し上げられ、売上総利益を圧迫した一方で、当社が仕入先に対して保有している仕入値引ドル建債権の評価額が円安の進行により大幅に増加したため、全体的には原価が押し下げられました。これに加え、売上高増加により売上総利益が上乗せされ、営業利益は前回発表予想を上回って推移いたしました。経常利益及び四半期純利益につきましては、営業利益が増加することにより前回発表予想を上回っております。
通期連結業績予想につきましては、売上高は、通信インフラや医療機器、産業機器向けPLDや特定用途IC、アナログIC等が引き続き堅調に推移すると見込まれるため、増加する見通しです。また、利益面につきましては、子会社の株式会社エクスプローラが開発する、NEDOのベンチャー支援事業(注)に採択された「レート制御機能搭載 4K対応H.265コーデック装置実用化開発」に関する開発費を計上するため、前回発表予想時よりも販売費及び一般管理費が増加いたしますが、上述のとおり売上高が増加するため、営業利益は前回発表予想を上回って推移すると見込んでおります。また、第2四半期連結累計期間において営業利益に大きな影響を及ぼした仕入値引ドル建債権の評価額の推移については、ドル円相場の動きを明確に見極めることが困難であるため、概ね安定的に推移すると想定し、下期の業績予想には当該評価に関する影響は反映しておりません。
経常利益及び当期純利益につきましては、営業利益が増加する見通しであるため、前回発表予想を上回って推移する見通しです。
(注)イノベーション実用化ベンチャー支援事業:
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、研究開発型ベンチャー企業等の有する優れた先端技術シーズや有望な未利用技術を活用した実用化開発を支援することにより、リスクを低減させ、研究開発成果を迅速に実用化・事業化に結びつけ、新規事業・雇用の創出等を促進することを目的としている支援事業のこと。
詳細につきましては、平成25年5月16日に発表した「『レート制御機能搭載 4K対応H.265コーデック装置実用化開発』が
NEDOの『イノベーション実用化ベンチャー支援事業』に採択」をご覧ください。
http://www.paltek.co.jp/corporate/ir/shiryo/newsrelease/2013/c130516.htm
※上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により上記予想数値と異なる場合があります。