(1) 連結
当社グループ関連市場におきましては、企業が設備投資に慎重な姿勢を見せており、国内及び海外の需要は停滞感が強い状況で推移いたしました。
当社グループの通期の連結売上高は、市場低迷の中、北米の売上に回復が見え、下半期の円安による為替の影響も受け、前回予想の109億円を1.1%上回る110億16百万円となる見込みであります。
営業利益は、販売体制の見直しや経費圧縮等に注力してまいりましたが、販売価格競争に伴う売上総利益の減少が影響し、前回予想の6億80百万円の損失から13億27百万円の損失、経常利益は、営業外収益に為替差益5億33百万円を計上したことから、前回予想の6億90百万円の損失から7億13百万円の損失、当期純利益は、将来への構造改革費用として特別退職金3億15百万円を計上したことから、前回予想の7億40百万円の損失から10億71百万円の損失となる見込みであります。
(2) 個別
個別につきましては、通期連結業績予想の修正理由が主な要因となり、通期の個別売上高は、前回発表を14.1%下回る65億26百万円となる見込みであります。
営業利益は、生産体制の効率化を図るための見直しや、販売費及び一般管理費の経費削減に注力しましたが、売上高の減少による影響をカバー出来ず前回発表の5億50百万円の損失から7億74百万円の損失、経常利益は、営業外収益に為替差益5億29百万円、営業外費用に貸倒引当金繰入額1億89百万円を計上したことから、前回発表の5億10百万円の損失から3億83百万円の損失、当期純利益は、前回発表の5億20百万円の損失から、4億30百万円の損失となる見込みであります。
(3) 営業外収益及び営業外費用の計上について
急激な為替相場の変動により営業外収益に連結で為替差益5億33百万円、個別で為替差益5億29百万円、営業外費用に個別で貸倒引当金繰入額1億89百万円を計上する見込みであります。
なお、上記金額は、平成25年3月末時点での為替相場の影響によるものであり、今後の為替相場等によりこの額は変動いたします。
(4) 特別損失の計上について
当社グループを取り巻く環境は、厳しい状況が続き今後の事業体制について慎重に検討を重ねた結果、事業規模に見合った適正な人員体制の再構築と収益構造改革に向けて早期退職を継続実施し、特別損失に特別退職金を連結で3億15百万円、個別で31百万円を計上する見込みであります。
(5) 配当予想について
期末の配当につきましては、損失を計上していることから、誠に遺憾ではございますが、当初予想で発表しましたように、配当の実施を見送りとさせていただく予定であります。
株主の皆様に利益還元が出来ますよう、早期業績回復に向け一層の経営努力を重ねてまいりますので、何卒ご理解の程お願い申し上げます。
(6) 業績への影響
上記の営業外収益及び営業外費用並びに特別損失につきましては、本日開示の「平成25年3月期 決算短信[日本基準](連結)」に織り込み済であります。