連結業績予想と実績の差異につきましては、大型案件の売上計上時期が期ズレしたこと等に伴い、売上高は予想値より468百万円減少しました。利益面では、売上原価及び販売管理費等に計上する予定だった連結子会社であるNPC-Meier GmbHの棚卸資産の評価損や各種引当金等の一部を、特別損失として計上したことに伴い、営業損失及び経常損失は予想値よりも縮小しました。しかしながら、特別損失に上述の評価損及び各種引当金を関係会社整理損として計上しているため、当期純損失に与える影響は軽微でありました。
なお、それ以外に予定していた特別損失の総額に大きな変更はありませんが、特別損失の内容に予想と実績の差異が発生しております。具体的には、NPC-Meier GmbHの閉鎖に伴い取り崩す予定であった為替換算調整額338百万円が、同社の閉鎖日が平成25年9月末日となったことに伴い、平成26年8月期にずれる結果となり、平成25年8月期においては特別損失として計上されませんでした。一方で、前回予想発表時には予定していなかった、松山工場の生産設備の一部を減損損失し、特別損失438百万円を計上しております。これらの結果、当期純損失はおおよそ前回予想通りとなっております。
一方、個別業績予想と実績の差異につきましては、売上高、営業損失、経常損失は概ね当初の予定通りとなりました。しかしながら、上述の松山工場の生産設備の減損損失438百万円分に加え、NPC-Meier GmbHの閉鎖手続きを進めていく上で、関係会社整理損失や引当金等が増加したことにより、当期純損失は予想より1,141百万円の拡大となりました。