平成24年3月19日
各 位
上場会社名東京特殊電線株式会社
代表者取締役社長 立川 直臣
(コード番号5807)
問合せ先責任者経理部長 古幡 篤司
(TEL03-5860-2121)
業績予想の修正及び特別利益の計上、特別損失の計上に関するお知らせ
 最近の業績動向を踏まえ、平成24年2月7日に公表いたしました「平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」において未定としておりました平成24年3月期の連結業績予想と、平成23年8月11日に公表いたしました「業績予想、配当予想及び特別損失の計上に関するお知らせ」において公表しておりました平成24年3月期の個別業績予想の修正及び特別利益の計上、特別損失の計上について下記のとおりお知らせいたします。
● 業績予想の修正について
平成24年3月期通期連結業績予想数値の修正(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高営業利益経常利益当期純利益1株当たり当期純利益
百万円百万円百万円百万円円 銭
前回発表予想(A)
今回修正予想(B)26,50050△400△3,600△81.45
増減額(B-A)
増減率(%)
(ご参考)前期実績
(平成23年3月期)
33,062△469△917△1,204△27.29
平成24年3月期通期個別業績予想数値の修正(平成23年4月1日~平成24年3月31日)
売上高営業利益経常利益当期純利益1株当たり当期純利益
百万円百万円百万円百万円円 銭
前回発表予想(A)17,000△100△350△850△19.23
今回修正予想(B)17,800△50△400△3,400△76.92
増減額(B-A)80050△50△2,550
増減率(%)4.7
(ご参考)前期実績
(平成23年3月期)
23,885△247△660△1,673△37.86
修正の理由
(1)連結業績予想の修正理由
 平成24年3月期の連結業績予想につきましては、平成23年11月11日の時点では、タイ王国にある当社の連結子会社TOTOKU(THAILAND)CO.,LTD.(トウトクタイランド)が洪水による浸水被害を受けたことから、損益に与える影響を合理的に算定することは困難であると判断し未定としておりましたが、この度、下記に記載いたします最近の状況を踏まえて上記のとおり算定いたしました。
 売上高は、国内における巻線事業の売上が古河マグネットワイヤ株式会社への事業譲渡後も、昨年度前半は当社において発生していましたが、当期においてはその売上がほぼなくなったことや、第1四半期においては震災の影響により自動車用基板加工品、医用画像表示用高精細ディスプレイ、ハードディスクドライブ用コイル加工品、コイル製品の売上が停滞したこと、国内におけるテープ電線事業(FFC)や光コネクター事業、LVDSケーブル(薄型テレビ用内部配線材の一機種)といった不採算事業・製品からの撤退、古河電気工業株式会社からの受託生産である光アンプの減少、更にはタイの洪水被害により、昨年度と比較して大きく減少する見通しです。
 損益面におきましては、不採算事業・製品から撤退することや、ハードディスクドライブ用コイル加工品の主要部品を内製化し、また販管費他の間接費を徹底して削減することにより業績改善を図ってまいりましたが、震災影響による受注停滞や円高、製品価格の下落などによる売上減少により営業損益は圧迫される見通しです。また、台湾の持分法適用関係会社株式の一部を巻線事業の譲渡先である古河マグネットワイヤ株式会社へ譲渡したこと等により関係会社株式売却損を5億3千7百万円計上したほか、不採算事業・製品からの撤退費用1億6千3百万円を事業構造改革費用として計上したことに加え、後記のとおり、ハードディスクドライブ用コイル加工品事業並びにマレーシアにある子会社に関する事業構造改革を実施するとともに、PCB(ポリ塩化ビフェニル)処理費用の引当を行うこと、タイ子会社における洪水被害による損失を計上すること等により追加で特別損失を計上し、今期総額で特別損失を34億円計上する見通しであることから、当期純損益は36億円の損失見込みとなりました。

(2)個別業績予想の修正理由
 平成24年3月期の個別業績予想につきましては、上記(1)連結業績予想の修正理由に記載の要因により追加で特別損失を計上し、今期総額で特別損失を29億3千5百万円計上する見通しであることから、当期純損益は平成23年8月11日公表した8億5千万円の当期純損失から25億5千万円悪化して34億円の当期純損失となる見通しです。
以 上