当社は、株主に対する利益還元を経営の重要事項の一つと認識しており、配当性向の基準を連結当期純利益で算出し、連結配当性向25%以上を目標としております。
当社の配当については、財務基盤の悪化等を背景として平成20年7月期から平成23年7月期において、無配を継続してまいりましたが、この間、収益力の強化及び財務体質の改善に努めた結果、前期(平成24年7月期)は4期ぶりに復配を実現いたしました。
当期についても、TV-CM事業において受注状況が好調に推移しており、マーケティング・コミュニケーション事業においてもクロスセル案件をはじめとした幅広い案件を獲得するなど、当社グループ全体で着実に利益を積み上げております。その結果、当社グループが掲げる「TYOグループ中期経営計画(※)」において、平成26年7月末までに達成する目標としておりました「自己資本比率30%以上」について、当第3四半期連結会計期間末時点において1年以上前倒しで達成するなど、財務基盤は盤石なものとなりつつあります。
そのため、当期については、財務基盤の更なる強化と人材育成等のための先行投資に必要な内部留保を確保する一方で、株主の皆様により多くの利益還元ができる財務環境が整ったと判断し、1株当たり3円(普通配当3円00銭)の配当を実施する予定であります。
株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
※中期経営計画の詳細については、平成23年9月15日に発表した「TYOグループ中期経営計画」をご覧ください。