現時点における当第4四半期の受注状況並びに事業進捗状況等を踏まえて、通期業績予想を修正するものであります。
今期におきましては、クロスメディア事業分野の無線LAN関係の急速な受注拡大に伴い、全社的生産活動もこの分野の売上の確保に重点化しており、これらの状況を踏まえて、業績予想を修正することといたしました。
事業分野別の状況は以下のとおりであります。
(1)クロスメディア事業分野
前期後半以降、スマートフォンの普及に伴い通信事業者・流通事業者等の設備投資が活発になったことにより、当事業分野の無線LAN関連の受注環境が好転しており、当社では、当事業への経営資源集約を進め、受注・売上確保に努めております。受注済案件の一部については、進捗状況等を勘案し、平成26年3月期第1四半期以降の計上とする可能性がありますが、これらリスクを控除した上でも、対前年比で増収増益を見込んでおります。TVメタデータ関連については、規模縮小するものの利益率の改善に努めております。
当事業分野の平成25年3月期売上高は、790百万円以上(前期563百万円)となる見込みです。
(2)ナビゲーション事業分野
鉄道関連においては、スマートフォンの普及による事業環境の変化へ対応を進めているものの、一部案件の規模縮小により当初予定より売上高・利益が低下いたしました。当事業分野においても、無線LANに関わる領域の案件が生じており、対応に取り組んでおります。道路関連においては、前期から無線LANへのシフトを推進しており、重要な進捗はありません。
当事業分野の平成25年3月期売上高は、240百万円程度(前期245百万円)となる見込みです。
(3)モニタリング事業分野
大手飲食店チェーン向けの出荷が当初予定を下回りましたが、前期に引き続き、駐車場、環境インフラ事業者、コンビニエンスストア等へのASP提供の実績作りに取り組んでおります。当事業分野においても、無線LANに関わる領域の案件が生じており、対応強化に取り組んでいく予定です。
当事業分野の平成25年3月期売上高は、190百万円程度(前期199百万円)となる見込みです。
(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいております。
(注)平成25年3月期通期決算短信は、平成25年5月14日に発表する予定です。