平成25年3月期連結会計年度の連結業績予想については、売上高が、HomeIT事業において、賃貸業界におけるインターネットマンションの普及拡大を背景に、営業人員の拡充、福岡営業所の開設及び東海地区における代理店との協業等、積極的に営業体制の強化に努めた結果、サービス提供戸数は前期より大幅に増加させることができましたが、想定した受注数との乖離が発生するとともに、受注案件の建設工期の遅延が発生し、予想を下回る結果となりました。また、システム開発事業におきましても、既存顧客との取引拡大を目指してまいりましたが、企業等の情報化投資が予想よりも悪く、顧客の値下げ要求も根強いなど、引き続き厳しい事業環境が続き予想を下回りました。
上記売上高の減少に加え、費用面については、業容拡大及び業務効率化を目的に本年6月に予定しております事務所移転(本社ビル内)に関わる撤去費用等の計上や、子会社アイ・シンクレント(株)において平成25年1月より開始しております賃貸家賃収納サービス及び家賃保証業務に伴う先行投資負担もあり、営業利益、経常利益とも予想を大幅に下回ることとなりました。
また、下記に記載します特別損失の発生により、当期純利益についても予想を大幅に下回る結果となりました。
特別損失の発生について
「その他有価証券」に区分される保有有価証券のうち、時価が著しく下落し、その回復があると認められないものについて、投資有価証券評価損14百万円を計上しております。
また、事務所移転(本社ビル内)に関わる事務所移転費用として、2百万円を計上しております。
これにより、当期の特別損失の合計額は17百万円の見通しとなります。